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カテゴリ:カンボジア
カンボジアのシアヌークビルは20万人弱の小さな地方都市ですが、のんびりとした居心地の良い街です。カンボジア一の港湾設備があること、カンボジア一の海のリゾートであること、近郊に工業地区がいくつかでき始めていることなどから、これからの発展が予想されます。
近隣のタイやベトナムはかなり発展してしまって、工場の人件費も上がっている。タイの工場労働者の一月のおおよその給料は2万円程だが、ヴェトナムはその半分の1万円程度、カンボジアはその半分の5,000円程度である。タイで4倍の人件費を払うよりも、カンボジアでもできることなら、カンボジアで工場を作った方が安く生産できる。その点、カンボジアは発展の可能性を秘めている。お役所仕事はスムーズに流れず、不動産の売買などもタイ、ベトナム以上に困難ではあるが。 シアヌークビルの特徴は、コンテナ船などが出入りする港と海水浴のできるビーチがあちこちにあること。いわば、横浜と千葉の外房の海が一緒にあるようなところ。このところロシアも積極的に投資し始めている。近くの島に投資したり。後発のロシアなどは、タイのあちこちの開発され尽くしたところに投資するよりも、新規に開発できる、カンボジアなどがやりやすいでしょう。 旅行者として、長期滞在者としてみれば、人によりそれぞれ意見は違うとは思うが、私はそこに「地中海クラブ」などの国際的大手資本が進出してくる以前の方が面白いと思う。プーケットやバリ、モルジブなどのようにあそこまで発展してしまうと、のんびりと暮らしたい人向きではなくなる。短期のバカンスをふんだんにお金を使って楽しむタイプが主流になってくるから。 今のシアヌークビルは安いアパートを借りて、現地人と同じようなものを食べていれば、最低月3万円ぐらいから生活できる。なにせ、探し方によっては、5ドルでテレビ、トイレ、シャワーが付いた快適な部屋が見つかるぐらいですから。エアコン付きは10ドルから。物価高の日本から離れて、のんびりと長期滞在をエンジョイするにはいいところです。チェンマイもいいが、海辺が好きな人は、インドシナではタイのサムイ等の島、カンボジアのシアヌークビル、ベトナムのニャチャンなどが候補に上がってきます。 最も、長期滞在したい人にとっては、街があまり発展してしまうのは好ましいことではないでしょうが。今、世界的な大不景気の中にありますが、この不景気が終了すれば、可能性を十分に秘めたシアヌークビルは飛躍的に発展していくでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.11 12:21:36
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