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2010.06.25
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最近『鄭和』太佐 順、PHP文庫、を読んでいました。

鄭和(ていわ)という中国史上の人物は以前から知っていましたが、最近の鄭和研究を踏まえた小説を読んでみると、驚くべき事柄が結構ありました。

イスラム教徒の宦官として最高位まで登りつめ、明の永楽帝から「南海大遠征」の命を受け、東南アジア、インド、アフリカ、南米(?)まで、生涯7回の遠征を試みた。

コロンブスより60年前にアメリカ大陸を発見したという説もある。

中国がアメリカを発見した

1434 Gavin Menzies

私個人としては、東南アジアなどを旅すると、あちこちに古くから中国人の足跡を見つけるが、その辺の一端が鄭和の遠征の話から少しずつわかってくるのではないかと思って、興味深くこの本を読んでいました。

明は始め財政的に余裕があったのか、莫大な金をかけて空前の大遠征を試みる。アメリカのNASA計画のようなものだったか。その結果、明の威信は行く先々の国々に轟くが、やがて明の財政が逼迫して、大遠征は途絶えてしまう。

明は日本の室町幕府にも朝貢外交をさせるが、それと同様に東南アジアの国々にも朝貢外交させていた。明は今のアメリカのような覇権国家だった。大艦隊が遠征の先々で訪問する国々、中華文明とは異質な文化との出会いが面白い。

当時の東南アジアは現在の情勢とはかなり異なり、ベトナムではチャンパ(現在のクイニョン)、ジャワ(スラバヤ)、スマトラ(パレンバンなど)、マレー半島(マラッカなど)が栄えていた。あちこちに華人の入植地を作って、小さな華人社会を形成していたようだ。

タイのアユタヤ王朝にも朝貢させることに成功している。山田長政がシャムに行く100年以上も前だが。セイロンでは一方の勢力に肩入れして戦いに巻き込まれたり。さらに、インドでアラビア半島で、アフリカで、さらに南米べネズエラ辺り(?)まで艦隊は遠征して行った。

明の時代には上位の宦官が女官と同棲できる菜戸という制度があったのも初めて知りました。

鄭和の映画もできているようで、その方がわかり安いかもしれない。本の方はもっと想像力をかきたてられる。






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Last updated  2010.06.25 20:20:45
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