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カテゴリ:食事、食品、飲料
最近、ちょっと古い小説ですが、高杉良の『ザエクセレントカンパニー』を読んでいました。なかなか良い経済小説でした。
マルちゃんで知られる東洋水産の物語です。アメリカで日清食品と競争し、やがてアメリカでインスタント麺ではトップシェアを獲得するまでになります。アメリカでの、セクハラ問題、ユニオン問題、従業員の異文化との問題に直面し、さまざまな解決策を打ち出していきます。読んでいて元気の出てくる小説です。 ところで、読んでいてアメリカでの「マルちゃん」などの即席めんが安い、安すぎると思っていました。「、、、1980年には49セントしていたカップ麺が16年経って、1ドルで4個、わずか25セントだから泣けてきますよ。こんなに美味しい食品が25セントですよ、、、」 それで、最近アメリカでカップヌードルや袋入り麺がいくらするのか気になってきました。ウォルマートのHPを見ても、値段は店によってバラツキがあるとしかでていません。 ウォルマートのマルちゃんラーメン 日頃値段の検索、比較などはよくしていますが、他国の物の値段を検索するとなるとなかなか思うようにはいきません。慣れてないせいでしょうが。日本語での検索はやりやすいのですが。 検索していたら、次のような記事が見つかりました。 ウォルマートの自社ブランドのラーメンが10円そこそこという値段です。2006年の頃の情報なので、現在はいくらするのかわかりませんが。 いずれにしても、アメリカのスーパーで売られているラーメンはかなり安いということがわかってきました。日清食品、東洋水産のほかにも、中国、韓国などのメーカーも熾烈な競争をしているので、値段も驚くほど安いのでしょう。 では、どうして日本ではそこまで安くならないのでしょうか。他の商品もそうですが、メーカー各社の横並びの値段が定着して、それ以上の値下げを推進する競争が行われにくいからでしょう。消費者がうるさいアメリカで、日本のメーカーもあれだけ安いインスタント麺を作れるわけですから、日本でもできるはずです。 東日本大地震以降ますます経済が減速していますが、格安のインスタントラーメン等は低所得者層の食卓をも支える貴重な食品です。アメリカでの値段を参考にしても、カップヌードルで50円ぐらい、袋入り面で、1袋30円ぐらいまで下がるのではないかと個人的にはみていますが。 すでに、イオンのトップバリュブランドでは5袋で198円のインスタント麺を販売しています。一袋約40円です。 トップバリュのとんこつラーメン それにしても、日本はインスタントラーメンの先進国で、中国や東南アジアのカップヌードルと比べても品質、味の面で相当の開きがあります。フィリッピン人の中には、帰国の際に、(何故か日清のシーフードの)カップヌードルを持って帰るという人が多いようですし、私がインドネシアの友人に日本製のカップヌードルを持って行った時も喜ばれました。 世界のラーメン消費量「じょいえん!で行こう! 」さんのブログから。 「カップな日々」さんが、何カ国かのカップ麺の比較をしています。縦型カップ その他のメーカー 追記 今晩近くのイオン(旧サティー)に行ってみたら、イオンの激安商品のトップバリューのブランドで一番安いのは68円のカップヌードルがありました。味はわかりませんが、日清食品、東洋水産などが、出す前に流通大手のイオンが先手を打ってきた感じです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.01 21:26:10
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