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カテゴリ:食事、食品、飲料
友達と飲みに行くので、何気なく検索してみました。「東京一安い居酒屋」。そしたらグーグル検索の3位に出てきたのが、ヤフーの知恵袋の質疑応答です。結構参考になります。
ベストアンサーに選ばれたのが、神田駅東口にある「すすむ」です。私の街からは遠いですが、いつか行ってみたい居酒屋です。回答にあった、浅草橋界隈や十条の「斎藤酒場」にも行ってみたい。以前十条に住んでいたことがあるのに、そのころは斉藤酒場には気がつかなかった。 なるほどと思うのが、最近よく飲みに行く「一休」。一休が宣伝しているように、安い時間帯(毎日午後4時から6時等)に行けば確かに日本一安い居酒屋でしょう。サントリーモルツの生中がこの時間帯なら104円というのは確かに安い。 「東京一安い居酒屋」を自分のよく行く地域に当てはめてみても、自分が今まで知らない新しい店が出てくるかも知れません。例えば、私なら「池袋一安い居酒屋」など。 (c) djf|写真素材 PIXTA それで見つけたのが池袋の加賀屋。きのうどんな店かと思って飲んできましたが、私にはいまいちでした。値段高め、料理いまいちという感じ。ネットでは「江戸川橋の加賀廣」は勧めている人がいました。池袋ではこの手の昔風の酒場なら、「豊田屋2号店」や「ふくろ」の方が上か。値段は高めですが。 池袋の安めの居酒屋の方では、朝8時から飲める「一軒め酒場 池袋南口店」があるが、メニューが少ないのが残念。やはり、生ビールなどを安く、何杯も飲みたい人は「一休」がお得。ただし毎日安い時間(午後4時~6時)とか安い曜日などに限るが。 きのうは一軒目加賀屋に失望して、2軒目はたまに行く蔵元居酒屋「清龍」の本店へ。ここの料理はうまい。値段も安め。常連多し。ただ店内がうるさすぎるのが難点。昨日は比較的静かな席が空いていて、うまい酒が飲めました。 いろいろページをめくっているうちに、ひとり酒についてのいい文章を見つけました。以下引用しておきます。 ※ ※ ※ ※ 「ひとり酒の楽しみ」 (※乳井昌史著「美味礼読」のあとがきより、抜粋) 東京・十条に「斉藤酒場」という居酒屋の名店がある。埼京線を利用すると、世田谷の我が家からその店まで三十五分ほとで着くのでよく出かけるようになった。 いつだったかの冬の日。開店まで少し時間があるので、活気あふれる商店街の脇にある古本屋をのぞいた。本棚を眺めていると、後から来た客と目が合い、お互い、「オッ」という感じだったが、言葉までは交わさない。七十年配、まるい顔を酒焼けでつやつやさせた居酒屋の常連客。いつも、隅っこの同じ席でビールをチェイサーに焼酎を飲み、文庫本を読んだりしている。 古本屋の中を一巡りした彼は、そそくさと外へ出て行った。時計を見ると、斉藤酒場の開店時間、四時半が近い。僕も急いで後を追い、暖簾が出ると同時に店内に入る。定席にくつろいだ彼は、いつものスタイルでゆっくり焼酎を飲み、文庫本のページをめくり始める。こちらは何思うでもなく、ぼんやりと店内の常連たちの生態を眺めたりしながら、生ビールから酒へ移る。 もちろん、気の合う飲み仲間と談義風発したり、ゆきつけの小さな店で主や隣り合った顔見知りと取りとめのない話をしたりして飲む酒もいいが、たまには誰も知った人のいない比較的大きめの店で一人酌む酒もいい。東京や旅先の町をぶらぶらし、よさそうな匂いのする居酒屋に入り、見知らぬ客の中にスッポリおさまって一杯やる。自分を取り戻す時間である。一人だが同好の士がいる、同好の士はいるが一人を保っていられる。この距離感がこたえられない・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.15 05:12:52
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