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テーマ:仕事しごとシゴト(23596)
カテゴリ:コラム
最近いわゆる経済雑誌を読んだりしていて気づいたことがある。
それは、フリーランスの世間的位置づけの変化である。 フリーランスとは、自由契約により業務の請負を行う事業主を指す。 この定義自体はなんら変わるところではないのであるが、世間ではさらに大きな枠組みでくくられていることを知っているだろうか。 その枠組みとは、「ニート」である。 そもそも「ニート」とは「就業する意識がなく、就業するための技術を身につけるため学校へ通うことも特にしない人」といった意味合いをもつ言葉だったように記憶している。 しかし、最近では非正社員=ニートという図式にいつのまにか摩り替わってきている。 「ニート」を差別的に考えているわけではないつもりであるが、もともとの定義がネガティブな意味合いが強いので、このカテゴリにフリーランスが入ってしまっていることに少しショックを受けた。 私はフリーランスの技術者として志を持っていきてゆきたいから、自分なりの様々な研究・検証を行い、フリーランスとしてよりすばらしい生き方、仕事のやり方を追求してきたつもりである。 今まで出会ったフリーの人たちも決して「ニート」という意味あいが持つちゃらんぽらんな人間ではなかった。 むしろ志を持った人が多かった。 事業主としての厳しさを知っているからこそ、未来のビジョンを明確にする必要があり、自然と志を持つようになるのかもしれない。 しかし、残念なことに世間的にはこの「ニート」というカテゴリ化は進んでいると見える。 時々、以前の会社の仲間と飲みにいったりすると「就職しないの?」「大丈夫?」みたいなリアクションが返ってくることが多い。 私自身のビジョンが明確に打ち出せてない部分もあるから、不徳の致すところではあるのであるが、少々、心外ではある。 なぜこのような流れになってきてしまったのだろうか? 今、ここで言いたい。 「立ち上がれ!フリーランス!!」 世間的な風潮に負けることなく、志を立て続けることに意味があることを信じて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.11 11:19:19
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