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カテゴリ:コラム
幸福とは何かと哲学的に推考するようりも、何気ない事柄から幸せを感じることを発見することの方がより、幸せの本質に近いものを感じる。
それは、幸福というものが感覚に由来するものだからなのか。 最近は、特にシンプルな生活の中で、幸福感を発見することが多い。 今、住んでいる町も、引っ越してきてから数か月程度たって、住みなれたせいか 雑踏から離れて、だが、田舎のように自然に囲まれているというわけでもないこの町が なんだか、いとおしく感じるようになった。 静かで、心も穏やかでいられる空間があるだけで、見える世界はだいぶ変わってみえる。 以前、住んでいた場所は都心だった。利便性は高かったが、せわしなかった。 そして、どこかいつも急がされているような、そんな焦燥感があった。 メンタル的な気楽さは、心地よいものだ。それが一時的なものであったとしても。 だが、いつか変化の波はこの空間を壊すのだろうか。 陰陽流転の法則からは誰も逃れられない。でも、恐れることよりこの波に半分ゆられながら 生きるのもまた、幸せなことの一つなのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.06 23:35:18
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