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カテゴリ: 親
長々と過去に振り戻って、ねちねちとどうにもならないことを書いているのだけど、
書いているうちにどんどん、混沌と考えてきたことがクリアになってくる。 クリアになったものを見据えると、それほど深刻なことでもないように思えるけれど、 その時その時には、恐ろしいほど追いつめられた気分で日々を過ごしていた。 でも、過ぎて見れば、嫌な経験からも学ぶところは多かったと思っている。 それでもたまに胸の奥で古傷が痛むと言うか、何かのきっかけで振り戻ってしまって、 モヤモヤとした気持ちが湧いてくることがある。 それって完全に今までのことを手放せていないからじゃないかと思う。 きれいごとなく、ここで一気にぶちまけて、こだわっていたことを手放して、 ぐだぐだ悩んでた自分におさらばしたい~ 深く悩まない、人を悪く思ったりしない、ねちっこくない、鷹揚なところが自分らしさだと ずっと思ってきたのに、ここ数年で真逆になってしまっていたよ。 もうすぐ環境が変わるんだし。 どんどん背中を押されるように進んできた。 発端は、昨春のある日。 落語サークルのおけいこ帰りにわたしの実家へ寄った時、 近所にあった大きい駐車場が整地され、分譲地としてのぼりが立っているのを見かけた。 古くからの住宅密集地で、住民の出入りは少なく、売り物件はほとんどない地域なので、 珍しいことだ。 旦那は見たとたん、俄然興味を持ったようで、実家に着くなり折込チラシを探して すぐに電話をかけ、不動産屋に話を聞くことになった。 チラシを入れた途端、半分ほどの区画は売れたという。 旦那もいきなり買う気満々で、残っている場所で気に入った土地を押さえておいて と頼んでしまった。 わたしもややこしいバックグラウンドがなければ、買ってもいいかな?と思うくらい、 交通至便で、学校も近い、実家も近い、生まれ育った地元で勝手も分かっていると、 何かと安心で魅力的な土地ではある。 が、旦那は田舎の長男で、義父は一人暮らしで、こっちに引っ越してくるなんて、 無理なことはわかっていた。 わたしの両親だって、そんなことしたら、うちが呼び寄せたみたいに思われると 困るし、わざわざ買わんでも、今のマンションで充分だろうって反対した。 が。普段無口で温厚そうな旦那だけど、思い込むとものすごく頑固で絶対に譲らない。 その辺、義父の血が流れてる~って思わずにはおられない。 旦那は家を建てることに最初からこだわっていた。、 結婚すると決まったら即、自分の実家の土地に家を建てるつもり満々で、 いそいそと住宅展示場周りなんかして。 間取りをどうするとか、設備がどうとか、そういうことを考えるのが大好き。 が、義父に同居もしないで別宅を建てるのはあかん!と却下されたので、 方向転換し、とりあえずマンションで生活をスタートすることになった。 それでも10年ほどここに住んだ先には、家を建てたいなぁとはずっと話していた。 わたしはマンションでもいいから、出来ればもっと旦那の会社の近くとか、 そうでなくてももう少し大阪に近い便利なところがいいなーなんて思っていた。 義母が亡くなって、同居案もご破算になってからは、ずっとここで住み続けるしかないなと わたしはあきらめてしまって、それまでチェックしていた不動産のチラシも全く見る気にも ならなくなってしまっていたけれど。 旦那はそれでもあれこれチェックし続けていたので、あきらめ悪いなぁとあきれていた。 そんなところへ、降って湧いたようなこの話。 旦那の実家からも、この県からも離れて大阪へ、しかもわたしの生まれ故郷へ、 わざわざ土地や家を買って引っ越すなんて、どう考えてもありえない。 わたしの友達ですら、そんな話をすれば、まず第一声に「お義父さんは?」と聞く。 「こっちの家はどうするん?」と聞く。それが一般的な道理なのだ。 でも、旦那の道理では。 いくら土地が旦那実家にあると言っても、今の自分にはどうしようもない。 古いしきたりで固まっている今は、あそこには住むのは嫌だし、 義父もわたしたちの思うような家を建てることは反対なので無理。 ローンを組める年齢に限界があるので、建てるなら早くしなくては。 だからこそ、気に入った土地が売りに出ている、このタイミングを逃す手はない。 せがれだって、少しでも小さいうちに転校した方がなじみやすいだろう。 義父に分かってもらえるようには、自分が責任を持つから。 そう言われても、やっぱりどうなんだろう。 本当にいいんだろうか。わかってくれるんだろうか。 自分の地元に新居を構えられるなんてと、何のしがらみもなければ嬉しい話に思えるが、 周りの人の反対とか考えるととても喜んで受け入れる、そんな気になれない。 その頃、あれこれと悩んで落ち込んでるわたしを心配してくれた人がいて。 その人に、思っていることを打ち明けた。 すると、 今どうにもならないことに束縛されたままずっと生きてるつもり? このままだったら義父に何かあってからしか、動けないよ。 それをずっと待ってるつもり?と言われた。 なるほど。確かにそれを待っているだけになってしまっているかも。 今はどうにもならない。どうにかなるまでは、どうせずっとこのままいるしかない。 そう思ってきたのは確かだ。 なんだか、ひどいこと考えてたもんだ。 そんなの一体いつのことだかわからないよ。 その前にこっちがどうかなっちゃうかもしれないよ。 旦那さんが、自分の親のこともわかった上で、家族の幸せをちゃんと考えてくれて、 今が変わるチャンスだと言ってるのに賛成しないでどうするの。 親に何かあった時は助けてあげたらいいけれど、今はその時期じゃないんだから、 考えたって仕方ないよ。 旦那が言ってたことと同じだ。 こっちが動いたら、あちらも動かせるようになるかもしれない。 わたしの方も旦那の方もどっちの親のことも気になるし、今は旦那側は動かせないから まずはこっちから環境を整えて置いた方が先のためになると。 何事もタイミングが大事だと言うことだ。 とにかく土地はすぐにでも手を打たなければ売れてしまうので、 契約すると旦那は決断した。 土地を契約すれば、次は家を建てることへと進んでいく~ 突然の決断で、ハウスメーカーやらとの打ち合わせがが始まって 忙しく過ぎながらも、ずっと気になり続けたのは義父に了解してもらえるかということ。 旦那がどんなふうに話を切り出してくれるのか、 それで喧嘩にならずにちゃんと納得してもらえるのか、 ずっと心配で仕方なかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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