「上海駅」事情
上海には地下鉄が通っています。これまた日本の地下鉄と同じかそれ以上にきれいなのではないかと思うような地下鉄です。今のところ1号線から3号線まで通っていますが将来的には上海万博に向けて8号線までできる予定だそうです。そして、地下鉄以外にも、地方へ行く人、地方から来る人が利用する。電車があります。その中心地はなんと言っても「上海駅」いつも地方から来た人などで賑やかに盛り上がっています。しかし、この上海駅付近、上海で一番治安が悪いんじゃないかと思われます。スリや泥棒の多いこと多いこと。この駅の付近で最近習い事を始めたのですが帰りにはいつも、お財布に気をつけて!かばん取られないように!と声をかけてくれます。前に道に迷っておまわりさんに聞いたときにも、財布に気をつけて!といわれました。ここでは、地方から来た人なのか、上海の別の場所では見ないほどたくさん子供(ほとんどが少年)が働いています。道端で何かの広告のカードを配っているのです(たいていは飛行機予約)また、道端で物乞いをする人、座り込んでいるひとなどなど上海の別の場所とは比べ物にならないほどたくさんいます。彼らの多くは「発票、発票、発票(レシートの意味)」とつぶやいています。これは先生に聞いたのですが、地方から出張などに来た人が会社が支払う飲食代等のレシートを売り買いしているとの事でした。ここは、上海にいてはなかなか見ることのできない中国の「格差」の一端を垣間見れる場所です。