【サッカー】代表は盛り上がったので、これからはJリーグを応援してください!
さて、日本が負けてしまい、日本にとっての2010年W杯は終わりました。開幕前はあまりの試合内容のひどさに、これまでで最も期待されていない日本代表という雰囲気がありましたが、始まるとカメルーン、デンマークをグループリーグで撃破。オランダには惜敗したのですが、日韓大会以来の決勝トーナメント進出、自国開催以外では史上初めて決勝トーナメント進出という快挙をなしとげました。これも、Jリーグを立ち上げて全国各地に広げてきたこと、そのJリーグから育った選手たちの何人かが欧州でプレーしてきたことがコンプレックスを克服してきたことが原因でしょう。 W杯が終わってから、サッカーはJリーグに舞台を移すわけです。そこで、タイトルの言葉を。これは97年のジョホールバルでW杯初出場を決めた時の、中田ヒデが言ったことです。 以前と比べれば、随分マシになってきたとはいえ、創世記のブームの頃を除けば、マスコミ、一般人ともJリーグに対して冷めた目で見ている人、地域(これは特に西日本)が、まだまだ多いと思います。なのにそういう人たち、マスコミは、代表の試合、W杯、欧州リーグは熱心に見る。そういうことがまだまだ多過ぎます。代表選手の大半はJリーグでプレー、またはプレー経験のある選手たちですが、PVでバカ騒ぎしていた輩の中には、その彼らが、普段どのチームでプレーしているか知っているか。それと、これはマイミクさんでも言っていたことですが、あれだけエトーだベントナーだと騒いでいましたが、彼らを抑えたGK,DF陣は、皆国外でプレー経験がなく、Jリーグでプレーしている選手ばかり。この事実をどう説明するのでしょうか?それだけ日本の、Jリーグのレベルは上がってきていることの証明では?外国の関係者でも、意外に日本のサッカーを評価する声は多いですし、Jリーグ、日本のサッカーを一番評価していないのは日本人かもしれないということでした。卑下しているとも違うかな? 日韓大会のあと、「W杯は終わりました。ではサッカーの話題は4年後まで。さようなら。」とか言ったニュース番組もありました(これは昨日の中継局です)。 でも、代表チームは年にする試合数は、多くても10試合くらいですが、Jリーグは3月から12月頭までで、J1は34試合プラスナビ杯と天皇杯、J2は36試合、天皇杯決勝までいけば翌年元旦まで試合があります。そして好きなチームをこれだけの期間にわたって応援できるわけです。代表チームは雲の上の存在であり、めったに見ることができないのですが、Jクラブは地域密着で地元に根付いた(または根づこうとしている。こちらが多いかな)、身近な存在です。戦術的にも、いろんな特色がありますし、チーム分布も、北は北海道から南は九州まで37クラブと、日本全国に散っています。そのなか化から自分の好きなチーム、できれば地元チームが望ましいとは思いますが、好きなチーム、地元チームをまずは応援してみてください。地元チームを応援して、身近にサッカー、好きなチームとともにいるのも、よいものです。スタジアムでサポーターが作り出す雰囲気と熱気も、スタジアムに行かないと味わうことができませんし。そして、目の前の試合で、よいプレーには拍手を、悪いプレーにはブーイングを。そうやって応援、意思表示をしていくことが、ひいては日本代表の強化にも直結してきますから。 今渋谷や道頓堀だので騒いでいるバ○どもはどうでもいいのですが(正直、騒げればなんでもいい人種でしょうから)、これをきっかけに、代表選手が普段プレーしているJリーグにも、もっとスポットライトが当たり、注目、扱い、観客動員が上がってくれることを、切に願います。オシム氏も、「ゴールをあげた選手だけが注目される」とメディアを批判。そのメディアは、Jリーグに関しては、普段は大して取り上げもしないのに、何か事件があると、ここぞとばかりに大きく取り上げ、足を引っ張る有様ですからね。「代表ばかりでなくJリーグの試合も見るべき」とファンへの注文も。さすがはオシム氏です。 最後に、今W杯でスタンドのあちこちで吹かれている「ブブゼラ」ですが、このW杯を見て、初めてJリーグの試合見に行く人もいると思いますが、何も知らないでブブゼラを持ち込んで試合中に吹くことは絶対にやめてください。あれはサッカー界でも特殊なケースですから。まあチアホーンがダメになったので、Jクラブ、リーグとも対策は立てるとは思いますけどね。あのブブゼラの音で、「神戸賛歌」や、「You'll Never Walk Alone」、「カントリーロード」がかき消される姿は想像したくありませんん。