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カテゴリ:植物
今回は、興味深い植物を紹介します。 植物に限った事ではありませんが、 自然淘汰の過程で生き残れる種は少数であろうと思われます。 そして、生き残る為には特殊な性質や技を得て、環境に適応しなければならない。 ”TRIGGER PLANTS"は環境に適応し、 確実に子孫を残す術を進化させて来た植物の一つである。 生物多様性の価値を改めて感じる事ができる植物である。 FAN-LEAVED TRIGGERPLANT(Stylidium striatum) Fleshy-LEAVED TRIGGERPLANT(Stylidium carnosum) これらの植物は、Stylidiaceae(科)であり、約300種が確認されている。 そして、多年又は一年草で、オーストラリアとニュージーランドの固有種となるようである。 西オーストラリアに150種以上が生息しており、その内72種はパース近辺に生息している。 パース近辺の”BUSHLANDS”では普通に見られる植物である。 この植物が面白いのは、名前”TRIGGER"が示す通りである。 ”TRIGGERPLANTS”は接触に対して非常に敏感である。 昆虫などによる接触によって雄蕊が反応し、その昆虫などの背部や頭部に花粉を付けるのである。 下の写真は、反応前と後です。少しはイメージできると思います。 COW KICKS(Stylidium schoenoides) 生物多様性とは、生態系の中で確りと根付き、 適応している生物の集まりがバランスを取り合っているといえるのではなかろうか。 もし、その中の何かが欠けてしまえば、バランスは崩れ、 外来種の進入などを簡単に誘発してしまうのであろう。 Scientific classification Kingdom: Plantae Division: Magnoliophyta Class: Magnoliopsida Order: Asterales Family: Stylidiaceae Subfamily: Stylidioideae Genus: Stylidium Species: about 300 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月26日 23時45分17秒
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