Music Collection第154回 COLDPLAY/『MYLO XYLOTO』
またまた忘れた頃の更新となってしまったこのコーナーですが、相変わらず紹介が追い付かなくてすいません・・・でもこれだけはハズせない!ってのは遅れても紹介していきたいと思ってます。今回紹介するCLDPLAYの最新作『MYLO XYLOTO』もハズせませんね!前作『Viva La Vida』は言うまでもなくロック史に残る名盤となったわけですが、その次の作品ということもあって、さすがに「あれよりすごいのは作れないでしょ・・・」と思った方も多いのではないでしょうか・・・でも今回の作品も前作を上回るまではいかないものの、劣らない素晴らしい作品です。前作との大きな違いはかなり明るい曲が多く、全体的にポジティヴなエネルギーに満ち溢れているイメージです。『Viva La Vida』のあの悲しい位に美しいかんじとはまた違います。軽快な『HURTS LIKE HEAVEN』で幕を空け、お得意のミディアム・チューン『PARADISE』、そしてこのアルバムのテーマ曲となりそうな存在感を放っている『CHARLIE BROWN』・・・この流れで一気に持ってかれてしまいますね。もちろん『Us Against The World』のような彼らの王道の切なくも美しい曲も健在です。先行シングルの『Every Teardrop Is A Waterfall』は『Viva La Vida』の流れとこの『MYLO XYLOTO』を繋ぐようなスケールを持った曲で、これもまたハイライトです。リアーナとのデュエット『Princess Of China』もアジアンなテイストで新鮮です。ボーナス・トラックで収録されている『CHARLIE BROWN』のライヴ・ヴァージョンも美しくてすばらしいんですよね。この演奏を生でいつか聴いてみたいです。次回来日したら必ず観に行きます!そしてこのアルバム・・・音量を大きくして聴くと全然違います!今まで聴こえなかった音が聴こえはじめるんです。細部まで拘り抜いたこの美しい世界観・・・まさにトップバンドのなせる業です。