DIE487回 「鳥居みゆき 単独公演~狂宴封鎖的世界「再生」~」
今日は赤坂の草月ホールに大ファンでもある鳥居みゆきの単独公演に行ってきました!昨年の単独ライブはチケットが取れなくて断念したので、「今回は何としてでも行ってやる!」とチケット販売前から気合入れてました。お陰さまで無事にチケットもゲットでき、今日を迎えることができました。しかも前から5列目位の超間近な席でした。彼女の本当の魅力はテレビの限られた時間枠では収まりきらなくて、ライブを観てこそというのはあります。DVDなどを観たことがある方はご存じのとおり、練りに練られた芝居仕立ての妄想ストーリーこそ彼女のすばらしさが発揮される場所です。彼女の発するひとつひとつの突拍子もない言葉も、実はすごく練られていて何度も観るうちにじわじわと分かってくるというのがまた面白いんですよね。ライブを観ると彼女の引き出しの多さに本当に驚かされます。それにお笑いのライブでミュージカルみたいな壮大なセットを組んじゃうのもすごいです。まさに芸人ではなくアーティストです。前回のライブは「故鳥居みゆき告別式」ってことで葬式が舞台で、お客さんも喪服で来るという設定だったのですが、今回は結婚式でした。(笑)結婚式で配られる新郎新婦のプロフィールなんかも貰えて、舞台に出てくる出会い系サイトのティッシュまで配られるという手の込んだ演出でした。引き出物までありましたし・・・(笑)すごく面白くて笑えたんだけど、それと共になぜかすごく感動しました。ただ面白いだけじゃなくて、彼女のこだわりとかライブにかける情熱がすごく伝わってくるんですよね。また次回の単独公演は是非、観に行きたいと思います。小沢健二も言っていたけど、本当に面白いのは万人受けするようなネタではなくて、一部の人だけが笑えるような微妙な笑いであると・・・まさにその通りでコアな笑いほど笑えるんだなと思う今日この頃です。