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ヨガライフが始まりました。
ビーというベルで起こされ、時計を見ると4時半。 ねむい・・。 外に出るとまだ真っ暗。 しかもデリーよりかなり北に位置するので、一段と寒い。 俺が通うアシュラム、ヨガニケタンまでは歩いて30秒。 門をくぐり、なんだか神聖な雰囲気のアシュラムの階段を上り、 瞑想を行う部屋へ向かう。 アシュラムの中は長期の人が泊まれるようになっているので、結構広い。 管理人のおっさんに聞いたら、 現在20人くらいは長期で泊まっているとのこと。 ■ 混んでるかなー、どんな人がいるんだろう、 と思って瞑想の部屋に入るといたのは3人。 少なっ(゜m゜;) まあ多少時間に余裕あるしね。 これから人が来るのかな。 部屋は暗くて、あるのはちょっとした灯りが照らすくらい。 中は結構広くて、マックス40人くらいは入りそう。 しかし正直途方に暮れた。 3人はすでにあぐらをかいてぴくりとも動かず瞑想体制。 瞑想って何したらいいんだ!? 瞑想とはなんぞや、とか解説ないんだろうか!? どきどきしつつ、手持ちぶさただから、 一応あぐらをかいて、周りの様子をうかがってみる。 みんな自分の世界に入っていて、質問とかしにくい空気。 もしやこのまま一時間か!?(・_・; それはつらいなー。放置プレイだなー。 しかも体堅いからあぐらうまくできないんだよね。 前には、ターバンを巻き、白いひげの伸びまくったおじいさんが、 こっちを向いて置物のように座っている。 ポジション的に先生っぽい。 推定70,80才くらいか!? しかしあまりにうごかない。 普通呼吸とかで肩とか動くよね!? もしや本当に置物か!? おじいさんの置物疑惑を考えてたら、 後ろのドアが開いて数人の人が入ってきた。 少し安心。 入ってきた人は前にある座布団みたいなのをとって、 その上にあぐらをかいた。 俺もそれにならって座布団に座ってみる。 なるほどね、ちょっとあぐらが楽になった 5時の瞑想の時間の頃になると、人は10人くらいになっていた。 でも来た人は座布団をとると、次々と瞑想体制に入ってゆく。 相変わらず静かで、人に話しかけられる状態ではない。 瞑想に対する一抹の不安。 ■ そのとき置物かと思われたおじいさんが叫び始めた。 「オーーーーーーム」 正直びっくりした。 じいさん生きてたってのもびっくりだし。 それにならって周りの人も「オーーーーム」 と声を発して、あっという間に和音を奏でる。 声の集合はすごくきれいだ。 俺も便乗して「オー」と声を出してみる。 和音を一緒に作るのは気持ちがいい。 アカペラって気持ちいいんだろうな。 それを3回くらい繰り返すと、じいさんが話し始めた。 ムヒンドゥー訛りが激しい英語でもにょもにょしゃべるので、 解読はかなり困難。でもどうやら偉いじいさんらしい。 でも宇宙がなんたらとか、リラックスがなんたらとか 色々言ってる。 「ところで瞑想ってどうやるんでしょうか?」 その疑問は解決しないまま、 じいさんは5分くらい話し続け、 じゃあ始めましょう、といって瞑想体制に入ってしまった。 ■ とりあえず俺も瞑想っぽい感じでやってみる。 今までのインド生活やら、これからのインドのことやら考えてみる。 今日は何しようかなーとか、リシュケシュはどんな街なんだろうとか。 これじゃあ瞑想っていうより妄想か!? しかし、40分くらいしたら飽きてきた。 あぐらかいてる足もしびれてきたし。 薄めを開けて周りを見回すと。 じいさんも瞑想している。 でも、なんだかじいさんは不自然に傾いてる。 ん? あれ?・・じいさん寝てない!? カクカク船漕いでるよ(笑)。 じいさんは妄想どころじゃなくて睡眠かよ!(゜▼゜; まあそんなこんなで瞑想も終わりました。 瞑想って何なんだろうか。 果たしてあのじいさんは何者!? 謎は色々残ります。 ヨガの時間まであと30分。 本場のヨガは楽しみ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月19日 12時37分32秒
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