直島に行ってきました
約一年ブログ放置してますが、久しぶりに旅に出たので、ふと書いてみます。香川県の直島に行ってきました。魅力的な島だった!車だと40分くらいで1周できそうな小さな瀬戸内海の島なんだけど、海外からも沢山の旅行者を集める、アートの島なんです。草間彌生(くさまやよい)だったりとか、安藤忠雄だったりとか、有名なアーティストや建築家が島のアートや美術館を手がけている。家プロジェクトっていう、島の家を建築家やアーティストがリニューアルをするプロジェクトであったり、様々な切り口でアートを楽しめる。そしてどれも非常にクオリティーが高い。銭湯も非常にポップ。名前も直島銭湯「Iラブ湯」泊まった宿はドミトリーなんだけど、デンマーク、オーストラリアからも旅行者が来てた。日本人も楽しい人が多くて、毎日宴会してました。昼間は自転車でアートめぐりをしたんだけど、感性が刺激された2泊3日だった。美術館だけじゃなく、島の18箇所に路上アートがある。それをめぐるだけでも楽しい。島で感じたのが、アートの力と徹底することの強さ。町おこしっていう切り口でこの町を見ると相当成功しているんだと思う。2007年の直島の観光客は前年比5割増の28万5千人とのこと。実際の収支とか見てるわけではないんだけどね。町おこしって本当に難しいみたいで、なかなかちょっとしたテーマパークや建物を建てただけじゃあ、全国から人を呼ぶことは難しい。海外の旅行者の誘致ならなおさらだ。直島も人口がどんどん減り、使われなくなった家が多数出ていたような島。※それが家プロジェクトに繋がっているんだけど。。それが、アートっていうテーマで完全に別の命を吹き込まれ、魅力的な島になっている。美術館の従業員や、バスの運転手、建設であったり、雇用も島で創出できている。アートっていうだけで、なぜか飯の単価も若干高い(笑)。島以外の若い人も労働力としてそこに来ているみたい。実際に港で働いている人は京都から来たって言ってた。あとはそれを徹底すること、一貫することの強さ。島の入り口の港、観光案内所から近代的な建物。近くにあるカフェもおしゃれ。アートのプロジェクトのために、地図も多数用意して、海外の人でも受け入れるように英語でも記載。ホームページもおしゃれだし、アートプロジェクトとして着々と島の構想が進んでいる。島自体が本気でアートっていうテーマに取り組んでいるのを感じる。しっかりと行政と企業と市民が連携しているのを強く感じる。元々はベネッセの福武哲彦さんと直島町長だった三宅親連さんが構想して実行されたみたい。(「直島・家プロジェクト」レポート、っていうサイトが詳しいです。)住民と話していても、旅行者に気持ちよく帰ってもらおう、っていう自分たちで島のプロジェクトを進めていくんだっていう覚悟というか、当事者意識を強く感じた。会社とか組織で物事を進めていくヒントが色々とありそう。個人の人生、っていう切り口でも参考にできる側面はあるなぁと感じた。なかなか長続きしないんだよなぁ。。先を見て構想して、テーマを持って一貫させていく。それだけで人生はだいぶ変わるんだろうな。