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カテゴリ:子育て
こっそりと、ひっそりと臨んでいた中学受験
せっかくなので備忘録として残してみます 本日はざっくりとしたお話 はじまりはなんとなーーくで 担任から「受験しないの?」って聞かれたことから… ぐらいの感覚です 確か 普通のサラリーマン家庭なので、私立中ははなから候補にもなく たまたま近くに都立中があったので挑戦することにしました 「塾に行くと友達と遊べなくなるから行かない」 「睡眠時間が減るのは耐えられないから塾は無理」 と息子も言うし 「父親の財力 母親の狂気」と言われる中学受験 我が家にはどちらもなかったので ダメで元々って事で塾なしで都立中を受験をすることにしました まずは情報収集 初めて知った「適性検査」という方式 息子にとって何が必要で、何は必要じゃないのか そして私はどのようにかかわるべきなのかを考えました 後程、購入した問題集は別で書こうと思いますが 1 算数は基本的に対策は必要なさそう 2 社会と理科は別で学校とは学ぶ必要がある 3 一番の肝は「読解力」と「作文力」 息子は基本的に勉強は出来る方ではあったと思います 普通のカラーテストではなく、市などのテストでも満点はよくある事だったので 基本的な学力は国語も問題はありませんでした ただ難問ぞろいの問題集を解く様子や作文に苦戦する様子を見ると …ここは鍛える必要があるな…と 論理力はあるのですが、そもそもの作文力が足りていない あと意外と漢字を覚えていない 私が学習において大切だと思っているのは 問題が解ける事ではなく、間違った問題を直し、理解すること ところが! 5年生でやってきた早めの反抗期、そして思春期 そしてもともと持っている勝気さとプライドの高さ その為に丸付けのたびにバトルになって(勝手に向こうがキレる) 結局丸付けも自分でしてもらう事になりました 私は、今日はこれをやろうとかそれぐらいの関わりです これが塾なし受験の難しさだと思うのですが… 基本的な学習時間を確保するのにも本人の意識が必要 塾であれば、共に戦う人と、強制的にでも勉強できますが 家だと自分がやろーと思わない限り、1分もしない訳です 本人は数検の勉強は楽しいのだけれど 読解と作文は楽しくないのでなかなかやらない… 苦手だからこそやれよって話なんですけどね 口を出すとイライラし始めるのですが 丸付けも出来ないとなると、これは本当に私の気持ちが削られました 「忍耐」 これが私が中学受験で一番頑張った事だと思います 作文の為の添削をとても嫌がったのでこちらだけは 家庭外のお力をお借りしました 色々調べた結果「Z会」の通信講座を受講しました 5年生では国語と算数はハイクラスまで 理科、社会、英語と作文 段々と減らしていって 最後は国語、作文、適性検査となりました これでも全然やらなくて苦笑 結局遅れ遅れで提出していたのですが それが最後の2ヶ月くらいの追い込み勉強になったのは良かったかもです 夏休み前の面談で担任には受験することを伝え 塾なしで…と言うと「え??聞いたことないよ?大丈夫?」と心配され 元々塾講師をしていたこともある方なので どう取り組んでるのかを伝えると 「それは塾いらないかもしれないね笑」って笑ってました しかし6年生の夏休みは自主学習での「数のお話」を頑張りすぎて 結局受験勉強はせず… 天王山、どこいったんだよ!!!!って思いました 11月頃からはほぼ、口を出さず ただ「問題を解いた日に必ず丸付けまですること」を約束してもらいました Z会の提出前の課題でさえ、解けばいいんでしょって感じでしたから苦笑 たまりにたまったZ会は年内にほぼ終わらせてもらい 冬休みに1回、1月に2回、過去問を解きました 本人の感覚として、基本的には意地悪と言うか 面倒くさい問題が多いけど難しくはない との事 1月に入ってからは何を思ったのか急にやる気を出しまして ご飯の前までは自主的に勉強をやっていたようです ただ…帰宅がそれなりなので、出来て一時間半くらいだったと思います 最後の2週間は出来る事にも限りがあるとの事で ほぼ読解と、社会などの記述問題の答えを読み込んでいました 資料から読み取ることは得意だけれど 文章が苦手だから、答え方のコツを学ぶと話していました 私は…と言えば 当日、とにかくすっきりした気持ちで 便秘もなく笑 試験を楽しんでほしいと願っていました アニメが気分転換になるというので 朝と寝る前、二人で穏やか系アニメを観ました なんなら受験当日も朝からアニメを観ました笑 あとはビフィズス菌をしっかりと摂取しました 前日はさすがに休ませたものの、基本的には普通に学校に行きました それが息子にとって良い気分転換になると思ったので 当日の朝は何が良い??と聞くと「ドーナツ」って事で 朝からミスドと大好きなイチゴを食べて出発 休憩時間の水分補給用にカルピスソーダと もし食べれたら小腹を満たせるように 本人の希望でラムネを持たせました 合間に見る問題集などはいらないとの事で 来月受ける数検の問題集を持って行きました 心が落ち着くとの事だったので笑 早めに学校に行ったつもりだったのに、既に大賑わいでした 息子は…と言えば 「数検の方が大人とかいて緊張する」 「ここには同級生しかいないんでしょ?一緒だから緊張しないよ」と 私はとにかく普通の感じで 「問題分だけは落ち着いて読むんだよ」だけは朝伝えてあったので ただ「いってらっしゃーい。またあとでねー」と言って別れました 3時間後…合流した息子の話は驚くものばかりで 「作文がめっちゃ出来たんだよー読解もいけたと思う」 「社会と理科も良い感じだよ。書くものが多かったから時間はかかったけど」 ここまでは良い驚きだったのです 「算数は見た所、難しいというより時間がかかると思って一度捨てた」 「思った以上に社会に時間をとられた」 「算数の大事な部分を読み逃してて、そこに気が付いてからは完璧に解けた」 「けど、時間が足りなくて説明は一切書けなかった」 ……!!!!!! 大問の部分、丸々書けなかったというのです… おぉ… 難問と言われる算数 きっと差を付けられるとしたらそこだったに違いない 作文が出来たって言っても、ただの心証 そして解けたと言ってもたまに間違えてる… その自信が怖い… それなのにそれはもうすっきりした顔で 「…うん、受験、楽しかったよ!」って 私は一切言わなかったのですけど 「楽しんでほしい」の部分が叶っていました 緊張しなかったらしく、もう少し緊張出来たら もう少しいい点が取れてたかもしれないとの事… あぁ…リラックスさせすぎてしまった… 私は1週間、生きた心地がしませんでした 受験までは本当に落ち着いていたんですけど 発表までは病む直前のメンタルでした 息子は…と言えば 「あの計算式で行っても内申入れて7割5分、よく評価されたら8割は取れてる」 「トップ合格はあの出来だとないけど、50位ぐらいでは受かってると思う」 と、とにかく落ち着いていました 私に「大丈夫だよ」とまで言い 「僕が一回しか大丈夫って言わない時は本当に大丈夫だよ」と それでも私は1週間落ちた時のシミュレーションしか出来ず どう励ますか、次にどう繋げるかばかりを考えていました 前日には「明日の結果がどうであれ それはあなたの価値を決めるものでもないし、通過点でしかない」 「結果を受けて、次の道を歩いていければいいね」と話しました 発表日の朝 小学校には遅刻して行こう 二人で結果を見よう!と さすがの息子も「ドキドキするね」って笑 サイトにはすぐに繋がり 開いて、心臓がキュ―――ってなって 番号がない… そう思った私の横で息子が 「あった!!」 どこに??と聞いてみると、そこには息子の番号がありました 私は号泣して、そんな私を見て、息子が微笑んで はぐして、よしよししてくれました 大喜びの声を聴いて、隣の部屋でリモートをしていた夫が来て がっつりハグして それからは3人で本当に間違いではないのか??を確認し続けました笑 小学校に連れていき、こっそり担任にご報告して 学校に行って手続きを終えるまでは、本当に信じられなかったーー 近年の都立は塾なしで合格する子はあまりいないと聞いていました 無謀かな…と思った事もありましたし 合格発表までは、こんなことなら塾に行かせれば良かった!と思ったけど 息子の希望を優先して、塾なしで合格できて本当に良かった!!!!! 入学してからも、学びと、友達とのつながりを大切に 素敵な6年間にしてほしいと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 11, 2023 12:16:17 PM
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