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ざつねん日記

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2009年06月06日
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カテゴリ:家族のお話
 あたしの母親は、大変厳しい人です。
 口うるさいわけではないけど、あたしのやる事が気に入らないと、
 文句言うわけではないのに、露骨に顔と態度に出しちゃうような人。
 あたしが飲み会とかで遅くなっても、何時まででも起きて待ってる人。
 あたしが「こうしたい」って言うことに、絶対賛同しない人。
 あたしが何を言っても、「あんたの好きにしなさい。」で片付ける人。
 すぐに「お姉ちゃんはこうなのに、なんであんたは・・・」と言う人。


 小さい頃、両親共働きだったこともあり、かなりの甘えっ子だったあたし。
 母親の中では、いつまでも手のかかる末っ子なイメージが抜けないのかも知れない。
 自分が思ってること、やりたいこと、好きなことまでも全て否定される環境だったから、
 あたしは両親の前で話さなくなったし、話しかけられても一言二言でしか返さなくなった。
 あたしのことを否定される具合だったら話さない方が気が楽だったから。
 そんなあたしに、
 「あんた目つきが悪い。」「あんた好き勝手やってる。」
 と、嫌味たっぷりに言ってきたり、
 ストレスで食欲が湧かず、痩せていくあたしに
 「あんた痩せてきたら気持ち悪い顔になってきたな。」
 と言い、
 ストレスが解消され、少しずつ太っていくあたしに
 「ブクブクブクブク太りやがって。」
 と言う。
 言うのは主に父親だけど、それに対して、母親も何も言わなかった。
 あたしは、両親の言葉にムカついても、言い返すと面倒なので勝手に言わせて、
 反論する事もなかった。
 相方の事を除いては。
 自分の事をグダグダ言われるのはいいけど、
 相方の事を悪く言われるのだけは耐えられなくて、泣きながら反論した。
 それが、両親には気に入らなかったらしい。
 結婚が決まった今でも、うちの相方の事をグダグダ言っている。



 両親に対して、いい感情を持ってるわけではない。
 だけど、あたしを産み、育ててもらった恩は感じている。
 結婚が決まった今、両親の嫌味たっぷりの言葉の裏には、
 あたしに対する心配の気持ちや、
 もっと話して欲しい、っていう気持ちが隠さされていたんじゃないかな、
 って、今だから分かってきた。
 愛情表現が一風変わってるんだ、とだんだんに理解出来てきた。
 幼稚園児が、好きな子をいじめる、みたいな感じねうっしっし



 そして、相方との事を大反対してきた母親。
 その母親が、
 「あんたがどこへ行っても恥ずかしくないように、
 ちゃんと紋をつけた着物を持たせてやるから。」

 とボソッと言った。
 その場では堪えたけど、一人になった時に涙が止まらなかった。
 着物なんて着る機会もないけど、やっぱり第一正装。
 しかも、なかなか手が出ないのは正直な所・・・
 黙ってても、あたしを思ってくれていたことを感謝した。
 そして、礼儀やしきたりにやけにうるさかったのも、
 あたしがどこへ行っても戸惑わないように、
 「こんな事も知らないの?」
 って言われないように、という親心だったのか、って思ったら、
 「そんなしきたり、めんどくさい。」って思ってた自分が恥ずかしくなった。
 

 あたしが話さない事で、悪い方のことばかりが膨らんで、嫌味に繋がったんだ、って
 両親の気持ちが何となく分かった。
 今までは、自分の事を話さなかったけど、
 これからは、よき相談相手として、母親にいろんなことを話していこう、と決めた。
 


 そして、相方とも話し合って、
 結婚式は、両親に感謝を伝えるって事ををテーマにやっていこう、と。
 面と向かって何かをするのは照れ臭いので、この機会に・・・きらきら


 今のあたしがあるのも、周りの支えがあってこそ手書きハート
 自分たちが楽しむよりも、みんなに感謝の気持ちを伝える、そういう結婚式にしたいなぽっハート
 



 
 





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Last updated  2009年06月06日 12時12分12秒
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