財務大臣との対談
日本税理士政治連盟の機関誌で、山川巽会長が野田佳彦財務大臣と対談をしていました。読んでみて 「 財務大臣って税理士会のことを意外に分かっているのだなぁ~ 」 という好印象を受けました。ただ、“給与所得控除や資産課税の見直しは、所得の再分配機能を強化することによる格差拡大を食い止める目的がある”というのでは、説得力に乏しい気がします。さらに言うと、税理士会サイドも、法人税率、給与所得控除、欠損金繰越控除、更正の請求の期間延長…までが要望事項で、“相続税増税は致し方ない”と思っているように見受けられました。でも、すんなりと相続税の基礎控除の引き下げが実現しちゃうというのは、どうかなぁ~と私は思いましたね。