過酷な社長業
昨夜、午後11時過ぎに、弟から 「 二代目タイガーマスクって知ってる? 」 と聞かれ、 「 ああ、三沢だろ? 」 と何気なく答えました。しかし、続いて聞いた言葉に驚きました。 「 試合中の事故で亡くなったみたいだよ… 」全く考えてもいない事態に 「 えっ、三沢が死ぬなんて…ありえない 」 と思うのが精一杯でした私は新日ファンだったので、二代目タイガーとしてスターになった三沢に対しては厳しい目で見ていました。四天王時代も、 「 あれは大技連発の大味な試合 」 と思っていました。ところが、2001年のゼロワンのリングで、当時、危険な男だった小川直也を圧倒した試合を観て、認識を新たにしました。「 この人は凄いな… 」また、新日の藤波社長がブレまくっていたのに対し、ノアの社長としてスジを通した姿も頼もしく見えたものでした。それ以来、自分にとって三沢はファンじゃないけれど、気になる存在でした。三沢がいれば、日本のプロレスは何とかなるんじゃないか?と思っていました。最近の太った三沢を見て、 「 大丈夫なのかなぁ~ 」 と思いましたが、 「 これも年相応で、キャラ的には面白いのかも 」 とそれほど気にはなりませんでした。でも、今となっては 「 もう少し体に気をつけていれば、こんなことにはならなかったのに… 」 と思います。が、しかし、興行の目玉である自分が体調不良で休むなどという選択はノア社長としてはできなかったのでしょう。改めて、スター選手であり社長という団体のトップの過酷な現実を改めて感じました。三沢選手のご冥福をお祈りいたします。