[書籍・新聞]の記事一覧 | 10年後の自分に向けての電脳通信

特捜神話の終焉

これは面白い本です。特に、キャッツ事件で有罪となった細野祐二さんによる “ 陸山会の政治資金規正法違反 ” についての解説は一見の価値があります。それによると、この事件は「政治資金規正法そのものが単式簿記を前提にしていることが一番の原因」なのです。そして、結論は「計上する必要のない４億円の定期預金を誤って計上した素人にありがちな会計処理にあった」ということになるのです。我々税理士は、この問題を複式簿記を前提に考えていましたが、それではダメなのでした。…というか、何で複式簿記を採用しないんでしょうかね。特捜神話の終焉

July 27, 2010

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民の見えざる手

大前研一氏の『民の見えざる手』を読みました。読んでいて、とても分かりやすい内容でした。 “ 大前研一イコール難解 ” というイメージがあるので、正直言って、この分かりやすさに驚きました。国も企業も “ 消費者＝民 ” の姿を最後まで見ずに方針を決めている。だから勝ち残るためには、購買で重要なる要素を掴み、そのうえで商品・サービスの開発の目的を明確にし、次に目的達成の打ち手を見つけ、さらにコストとインパクトで優れるものを絞り込んでいく…という大前氏の方法論は、我々も参考になるかと思います。まあ、各論では見解が異なる箇所も見受けられましたが、それはそれで楽しかったです。民の見えざる手

July 20, 2010

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鳩山・一郎迷走の末

６月３日の日本経済新聞に『鳩山・一郎　迷走の末』という記事が載っていました。鳩山由紀夫首相＆小沢一郎幹事長と鳩山一郎元首相を引っかけての見出しなんですが、思わずクスッと笑ってしまいました。

June 6, 2010

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生命保険の罠

先日、『生命保険の罠』という本を読みました。確かに “ 業界に対する批判の書 ” という色合いもありますが、保険に対する素朴な疑問に本音で答えているところには、共感できました。また、会計事務所の立場としては、下記の部分が印象に残りました。「私は乗り合い代理店として独立してから、会計事務所の紹介で仕事をする機会が増えました。顧問税理士を雇える立場のお客様で、いわゆる富裕層の個人や、法人の契約が増えたのです。そこで痛感するのは、お客様がすでに保険の話を聞く態勢になっていらっしゃるということです。（中略）やはり、会計士や税理士の信用というのはたいしたものだ、保険屋とはえらい違いだと思います。」う～ん、外部からはそう見えるのですね。当事者からすると、そんなに大したモノではありませんけど…

May 25, 2010

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リーマン・ブラザーズ

なかなか読み進めませんが、今読んでいる本です。これを読むと、内部では“危機感”を持っていたのが分かります。ただ、まさか、あんなに簡単に破綻するとは思ってなかったようですが…リーマン・ブラザーズと世界経済を殺したのは誰か

May 19, 2010

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号　外

昨日の午後４時ぐらいに渋谷駅前を歩いていると、男の人がペーパーを配っていました。近寄ってみると、それはスポーツ新聞の号外でした。号外 …何と良い響きの言葉でしょうか！当然のように私も一部もらいました。誌面は、Ｗ杯の日本代表決定のニュースでした。ただ、最近のサッカーの日本代表は、野球のそれと比べて地味な感じがします。スター揃いの侍ジャパンと比べるのは酷かもしれないけど、サッカーの日本代表には下馬評を吹き飛ばすような好試合を期待してます。

May 11, 2010

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なぜ日本人は落合博満が嫌いか？

凄いタイトルの本ですが、これは屈折した落合賛歌の本です。なぜ日本人は落合博満が嫌いか？

May 10, 2010

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ドラッカーの日

昨日は、ドラッカーの『マネジメント』を読んでいました。さすがに『もしドラ』を読むように簡単にはいきませんでしたが、３分の２まで読み進めました。へっ～と思ったのは、やたらに日本の事例が出てくることでした。この本が書かれた当時の日本企業は “ 特殊ではあるけれど成長モデルとしては理にかなった経営モデル ” だったことが偲ばれ？…ます。もし今、ドラッカーが『マネジメント』を書いたなら、どの国を取り上げるのでしょうかねぇ～また思ったことは、ドラッカーの本は一度や二度ぐらいでは理解できるものではないということでした。壁にぶち当たったら、その都度、読み返すことで、得るモノが出てくるんだと思います。

May 4, 2010

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読書計画

昨日、連休中に読む本を買ってきましたまず一冊目は『星野リゾートの教科書』これは、星野リゾートの星野佳路社長の “ 読書を経営に活かす指南書 ” を本にまとめたものです。星野リゾートの教科書二冊目は、『会計ＨＡＣＫＳ！』会計簿から始まって、会社四季報までを独自の方法で活用するヒント集？です。【ポイント5倍】会計HACKS！三冊目は、新書ですが、『ドラッカーさんが教えてくれた経営のウソとホント』これは、現在読んでいるドラッカー本人の著書『マネジメント』の息抜きに読みたいと思います。ドラッカーさんが教えてくれた経営のウソとホント四冊目は、毛色を変えて、音楽本です。浦沢直樹＆和久井光司の『ディランを語ろう』そのタイトル通り、ボブディランのことをあーだこうだと語った本です。ディランを語ろう

May 2, 2010

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もしドラ

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』を読んでいます。およそ半分ほど読み進めましたが、これは面白い一冊です。着眼点を工夫するだけで、新しい戦略、新しい可能性が広がることを改めて実感しました。ただ、この後しばらくは『もし〇〇〇が〇〇〇をしたら』という本がタケノコのように出版されるのは間違いないでしょうが。もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

April 17, 2010

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使える経済書

池田信夫氏の新著『使える経済書100冊』を読んでいます。内容は、自身が書評した100冊の経済書を紹介しているだけですが、読み応え十分の経済論になっています。使える経済書100冊

April 12, 2010

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バブルは別の顔をしてやってくる

熊野英生著の『バブルは別の顔をしてやってくる』は、今一番に気になる一冊です。インタビューで熊野氏は「歴史は単純に繰り返すのではなく、違う形や顔をしてやってくるのだと思います。だから、過去の教訓が生かされずに、人は騙されてしまう」と語っていましたが、なるほど、確かにその通りだと思います。また、環境バブルについての「条件は揃ってきていると思います。金融市場にカネ余りの状況があり、潜在的需要の大きさを誰もが認め、政府が後押ししている。エコバブルの匂いを嗅ぎ取って一定の警戒感を持つべきです。バブルに対抗するには、人間の知恵や感性を磨くことです。」というコメントも的を得ています。３月が終わって、少し余裕ができたら、読んでみたいです。バブルは別の顔をしてやってくる

March 24, 2010

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納税者勝訴の判決

検証納税者勝訴の判決新版素晴らしい本を頂きました。税務訴訟の動向を租税法の観点から解説した一冊です。繁忙期ではありますが、これも何かの縁です。所得税の確定申告業務と関連する事項から、読み進めていこうと思います。あと驚いたのは、楽天ブックスでもアマゾンでも、この本を扱っていることです。ロングテール的発想に基づいているのでしょうが、ネット書店が良質な書籍の販売を支えていることを実感しました。

March 5, 2010

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週刊現代

今週の『週刊現代』に興味深い記事がありました。「 1987年に亡くなった玉置和郎元総務庁長官は生前、永田町の超高級マンションの部屋を３室保有していた。個人名義の所有だが、資産公開されていないことについて、玉置氏側は政治団体は法人格がないので、便宜上、個人所有の形になっていると説明。だが、玉置氏が死亡すると、この部屋は妻が相続した。」やっぱり…という感じです。いくら政治団体のものと言っても、個人所有と考えるのが筋なんですね。さて、小沢さんの場合はどうなるんでしょうかねぇ～

January 26, 2010

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連立政権の舞台裏

細川元首相は『私の履歴書』で連立政権同志の人物評をしています。これが、意外でかつ面白かったです。特に鳩山現首相のところが…羽田牧氏まったく裏表のない誠実な人で、人の話にもよく耳を傾けてくれた。小沢氏にも言い難いことを率直に言っていた。小沢一郎氏物事を決める時は、必ず相手の判断を求めながら議論を進めてくれた。ただ自分の思い通りにならないと横になってしまうことがあった。市川雄一氏相手を言い負かすほど、物事の考え方が誠に論理的。味方にすれば心強いが、敵に回すととてもやり難い人武村正義氏戦略性や行動力は相当にしたたかた。ただ、自民党と頻繁に連絡を取っていたのが理解できなかった村山富一氏言うべきことは言うし、なかなかの人物。審議のルールにも詳しかった。鳩山由紀夫氏見かけ通りの人柄で、内輪のような気安さと安心感を持てた。ただ、時々、教育的指導で小沢氏に叱られていたのが印象に残る。（参考資料：日本経済新聞2010年1月17日）

January 25, 2010

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イチローが奨める？　いま読むべき本

今朝の産経新聞が、小沢一郎幹事長が車中で読んでいる本を紹介してました。囲碁好きの小沢さんらしく囲碁関係の本が半分以上でしたが、その中でも目立ったのがロッキード事件やリクルート事件に関連する書物でした。うちの４冊を下記にリストアップしましたので、興味のある方はどうぞ。『ロッキード事件　葬られた真実』　平野貞夫『含羞の人』　藤波孝生『藍色のベンチャー』　幸田真音『アマが強くなれない４つの理由』

January 24, 2010

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細川護煕

日経の私の履歴書､今月は細川護煕元首相です｡鳩山政権と何かと比較される細川政権なので､両者の相違点を考えながら読むと面白いです｡ともに､お坊ちゃん内閣ですが､ｳﾙｸﾞｱｲﾗｳﾝﾄﾞの成功について､細川氏は｢昼夜を分かたず走り回った官僚たちには私も頭が下がる思いだったが､早くから腹を固めていた官邸と関係者が全くぶれずに､政官一体の取り組みができたことが結果につながったのだと思う｣と振り返り､脱官僚という看板にこだわる鳩山政権との違いを示していました｡

January 23, 2010

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42歳からのルール

えっ～と、４２歳は…もう過ぎてしまいましたが、まだ許容範囲と思うので読んで参考にしてみます。『仕事も遊びも４０代からが一番おもしろい』な～るほど、いいコピーですねぇ～あたりまえだけどなかなかできない42歳からのルール

January 17, 2010

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報道いろいろ

秘書逮捕のニュースで大騒ぎですが、新聞によってスタンスが違います。同じ夕刊紙でもゲンダイとフジでは正反対の報道になっています。地検特捜部は政治の大混乱もこの国の将来も何も考えていないのか。有権者が50年以上苦労させられた挙句に成し遂げた政権交代は台無しになるのか。そんなに自民党・官僚支配の腐敗時代に日本を引き戻したいのか　（日刊ゲンダイ 2010年1月18日）通常国会召集直前の電撃逮捕の背景には、特捜部の事情聴取を拒否し続けた小沢氏側の大誤算がある。国内最大の捜査機関から身を守り、対抗するため、秘書らを見殺しにしたとの見方も出ている　（夕刊フジ 2010年1月18日）

January 16, 2010

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日本経済新聞

日経が、今年から20円値上げして、一部160円となりました。事情があるのは分かるけど、今のこの時期に値上げとというのは、いかがなものか？と思います。でも、内容を絞り込んで、値下げされるよりか？は、マシですけどね。

January 4, 2010

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元旦の社説

日本経済新聞～将来世代にツケ回すな負担をないがしろにして財政支出を続け、その帳尻を国債発行で埋めてきたツケが、今の若い世代や未来の世代にずしりとのしかかる。われわれ現世代は子や孫の世代を犠牲にして、繁栄や平和を楽しんでいないだろうか。自分たちが生み出した問題は自分たちで処理する。それが未来への責任だろう。産経新聞～国思う心が難局を動かす日本では、国民が先の選挙では優しいスローガンやバラマキを歓迎した。しかし、イスラエルの政府は、自国民になることを希望する人に「われわれは諸君にバラの花園を約束しない」と呼び掛ける。これは、厳しいことをあえて言わなければ、国家と国民は生き残れないからだろう。国民を守り、国益を実現する国政の最高の責務は首相しか担えない。鳩山首相には、「友愛」より「国思う心」で難局を乗り越えてほしい。読売新聞～ニッポン漂流を回避しよう米国との同盟関係を薄めて、対等な関係を築くというのは、現実的な選択ではない。一方で、経済的に密接なつながりを持つ中国と戦略的互恵関係の強化を進めるのは当然である。社会保障の財源として消費税率引き上げは避けて通れない。鳩山政権は凍結の封印を解き、景気回復後の税率引き上げに国民の理解を求めなくてはいけない。朝日新聞～より大きな日米の物語を日米の歴史的絆は強く、土台は分厚い。同盟を維持する難しさはあっても、もたらさられる利益は大きい。対米追随か日米対等かの言葉のぶつけ合いは意味がない。同盟を鍛えながら、アジア、世界にどう生かすか。日本の政治家にはそういう大きな物語をぜひかたってもらいたい。

January 3, 2010

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読書計画

昨日、買った三冊です。感想は読み終えた都度に書きますね。『考え抜く社員を増やせ！』考え抜く社員を増やせ！『野村ノート』野村ノート『ぼくらの頭脳の鍛え方』ぼくらの頭脳の鍛え方

November 23, 2009

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カップヌードルをぶっつぶせ!

今朝の日経の書評に載っていた一冊『カップヌードルをぶっつぶせ! 』を紹介します。これは、日清食品の二代目社長（正しくは日清食品ホールディングス社長）である安藤宏基氏による経営書で、カップヌードルを世に送り出した父であり創業者の安藤百福氏と比較しながら、自身のマーケティング手法、組織運営、商品開発などを具体的に解説しているユニークな一冊です。凡能な二代目が、反発を覚悟の上で、偉大な創業者の全面否定をして、自分流の会社づくりを試みるというプロセスを知るという読み方もでき、二代目による創業者論としても読めます。興味のある方はぜひとも手に取ってみて下さい。カップヌードルをぶっつぶせ！

November 15, 2009

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伊集院　静

『週刊現代』最新号の伊集院静氏のエッセイはなかなか辛口でした。「本当に間違っていたのは国民ではないか」…という､言い難くて、かつ耳障りなことを書いているのですが、文体が淡々としているので、何となく冷静に受け止められました。もし興味のある方は、実際に64～65頁をご覧になってみて下さい。

October 12, 2009

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勝間和代ＶＳ香山リカ

ＡＥＲＡ最新号を見て驚きました。勝間和代と香山リカの対談が載っているではありませんか。和やかな雰囲気も漂うも、トークはガチンコ状態。いやいや、面白かったです。自分は勝間さんにはやや批判的な立場ですが、いつもながら、あえてアウェーに挑む（香山さんが世間代表になってました）姿勢には潔さを感じますね。そして、火中の栗を拾うが如くに “ アンチ勝間和代論 ” を世に問うた香山さんの気概もまた、これアッパレでした。こうした正面からの議論こそが、これからの日本には必要なんでしょうね。

October 6, 2009

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勝間和代を目指さない

香山リカさんの新著『しがみつかない生き方』その第十章のタイトルは「勝間和代を目指さない」うわっ～すげぇ～という感じですが、正直なところ、やっと冷静な見方が出てきたな…という感じがします。スーパーエリートの勝間さんのやっていることをできる人なんて、ホンの一握りです。真似しようと思って、真似できるものではありません。勝間本ブームの凄さは「誰でもできる」と思わせたところでしたが、それは幻想でした。夢を大事にしつつ、現実もしっかり踏みしめることを、この本を読んで改めて確認できました。しがみつかない生き方

September 18, 2009

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気になるコラム

今、楽しみに読んでいるコラムは、日本経済新聞に連載されている芦田淳さんと、スポーツニッポン連載の青木功選手の半生記です。ともに、一時代を築き上げた人なので、天分と努力、そして胆力の強さを感じます。社会人だったら、とてもやっていけない … と想像されるお二人ですが、その決断力の高さについては、少しでも良いから取り入れたいです。

August 24, 2009

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定期借地権

７月２２日の日経に「定期借地権付きの住宅が普及していない」という記事がありました。価格が安いにも関わらず普及しなかった理由は「制度自体が知られいない」ことと、「土地は保有するもの」という土地信仰がアダになっているようです。また、土地がないから…という理由で、住宅ローンが高めに設定されるケースもあるようです。何にせよ、新しい制度を普及させるのは、そんな簡単なことではないんですねぇ～

August 2, 2009

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若大将のバランス

日本経済新聞の『私の履歴書』、今月は俳優の加山雄三さんです。私にとって、加山さんは「順風満帆」というイメージがありましたが、現実は「波乱万丈」の芸能生活だったのですね。毎日、読んでいて、「へっ～こんなことがあったんだ」と驚きながら、連載を読んでいます。スターはオンとオフの切り替えが難しいものですが、加山さんは陸と海を使い分けているそうです。その一つが、「船に乗るときはバカボンのパパのような格好でいる」 … です。「陸では全く正反対の行動をするので、心のバランスが取れる」が本人の見解ですが、ファンの人たちは「やめてくれ～」と言いたいところでしょうね

July 26, 2009

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全能思考＆統計突破力

今週の週刊ダイヤモンドの特集は『全能思考＆統計突破力』ということで、神田昌典さんの新著『全脳思考』とリンクした内容になっていました。最近、話題の新著とリンクした雑誌の特集が増えましたが、“ 本を売るためのダィジェス ” という色彩が強いような気がしてなりません。ただ、今回の新著はイマイチという評価も多かったので、神田さんも危険性を分かった上で、あえて挑戦した特集なのかもしれませんね。また、この特集て感じたのは『全脳思考』より読みやすくて、現実的で参考なったということです。特に「自分の将来をイメージするシート」…これは良いアィディアなので、是非とも真似してみたいですね。結論としては、私はこの特集でお腹イッパイになりました。何だか本末転倒みたいですが、もう『全脳思考』は読まなくてＯＫという気分になっちゃいましたね。全脳思考

July 9, 2009

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無礼講

坪内祐三氏＆福田和也氏の対談集『無礼講』を読んでいます。この対談、確か『ＳＰＡ』に連載されているので、チラッと見たことはあるのですが…アクが強いので敬遠していました。でも、こうして読むと面白い！それは、二人の意見に賛同するしないに関係なく、一つ（二つ？）の主張として読めるからです。しかも、マスコミに漂う妙な予定調和を一切無視し、自分の思うことを言うというのは、なかなか爽快でした。無礼講

June 27, 2009

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１Ｑ８４

村上春樹の新作『１Ｑ８４』、品切れ状態でしたが、４刷が店頭に並ぶようになりました。【重版予約】 1Q84 book 1話題の小説は旬を過ぎてから読む…というヒネクレ者の私ですが、これは是非とも読みたい！ところが、何故か？買ったのは下記の二冊。勝間和代　『勝間和代脳力ｕｐ』竹村健一　『竹村式お金に振り回されない習慣術』勝間和代・脳力up竹村式お金に振り回されない習慣術やっぱり、村上春樹はハードル高いのかなぁ～

June 16, 2009

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大人に読んで欲しい漫画

日本経済新聞の調査による「大人に読んで欲しい漫画」の第一位は『ＯＮＥＰＩＥＣＥ』で、第二位が『スラムダンク』、第三位が『風の谷のナウシカ』だそうです。以下、『美味んぼ』『ブラックジャック』『ナニワ金融道』『三丁目の夕日』『三国志』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『火の鳥』と続きます。『島耕作シリーズ』とか『のだめ』が入るかと思っていたので、意外なランキングですが、こうして見ると『ＯＮＥＰＩＥＣＥ』って、人気あるんですね。噂によると、ソマリアの海賊を『ＯＮＥＰＩＥＣＥ』のようなイメージで捉えている人もいるとか…それはちょっと違うと思うなぁ～　あれは、どう見てもゲリラでしょ…ONE PIECE（巻50）

May 17, 2009

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日本の難点

本来であれば、勝間和代さんの『お金の学校を』レビューするつもりでしたが、挫折してしまいました。で、代わりに今読んでいるのが、宮台真司先生の『日本の難点』です。宮台真司というと、“ 小難しい理屈をこねるチャラ男（ …すみません） ”というイメージがありましたが、この本は面白い。確かに、何だがよく分からない箇所もたくさんありますが、日本の現状と世界の現状をズバリと言葉にしているのは、さすがです。担当する大学の授業が大人気（しかも部外者の聴講が多い）というのも分かります。私も宮台教授の授業、聞きたいなぁ～日本の難点

April 28, 2009

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税理士の書く記事

最近､新聞等でも税理士さんの書く税務関連記事が増えてきました｡経済ｺﾝｻﾙﾀﾝﾄの書いた原稿は内容的に？というﾓﾉが少なからずあるので､これはとても良い傾向だと思います｡でも､執筆者が税理士と分かると､読む方のチェックも厳しくなります｡とはいえ､気になるのは､内容の確かさではなく､表現の仕方です｡｢この字数で､ここまで分かり易く表現するのは素晴らしい｣と感嘆する場合もあります｡また一方で､｢この書き方だと誤解を招くかも｣｢詰め込みすぎてピントが合ってない｣と思うこともあります｡まあ､税金の複雑な仕組みを考えると､ “ 分かり易く､正しく､簡潔に表現する ” というのは､そもそも無理なんですけど…ね｡

April 24, 2009

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読みました

平林亮子さんの『相続はおそろしい』を読みました。カバーに「会計のプロが自らの体験をもとに相続の基本を指南する」とありますが、いわゆる『相続のプロ』が書いているわけではないので、多くのことを期待すると肩透かしを食らいます。あくまでも「相続においては事前の準備が大事」ということを書いた初心者向けの本と思った方が良いと思います。また同時に、『弁護士が書いた究極の文章術』も読みました。「なるほど！」と思う箇所は多々ありましたが、とても究極の文章術とは言えない内容で、やや期待外れでした。ただ、ここに書かれている「２８のヒント」はバランスの取れた文章を書くには必要不可欠なことなので、タイトルを気にしなければ十分に参考になると思います。弁護士が書いた究極の文章術

April 11, 2009

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相続はおそろしい

今週末は、某夕刊紙で「美人すぎる会計士」と紹介された平林亮子さんの著作『相続はおそろしい』を読もうと思っています。個人的には “ 税理士登録をしていない公認会計士が相続の本を書く ” という意外性に期待しています。でも、最近のマスコミの煽り方って、スゴイですね…　そう考えると、八戸の藤川ゆり議員はよく頑張っていると思いますね。相続はおそろしい

April 10, 2009

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机上の空論

夕刊紙に麻生政権の景気対策に対して効果を疑問視する記事が載っていました。そこで、ある高名な？評論家が「政府がまずやることは、銀行など金融機関を全面的にバックアップして、産業の血液であるカネをどんどん回すことです。金欠で倒産する企業を一社でも出さない、失業者増大を食い止め、同時に実質1000万人の失業者に職を与える。企業に強制的に雇用を義務付け、費用は国が持ってやる。このくらいの日本中が安心できる対策を打ち出さなければ、いくら一時的なバラマキをしても、消費は回復しない。」と持論を披露していました。でも、ここに書いてあること（銀行の準国有化・雇用の強制化）を政府が本当にやったら、日本は民主主義国家ではなくなります。政府を批判するのもいいけど、あんまりムチャな机上の空論はやめて欲しいですね。

April 10, 2009

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読書計画

３月中に以下の本を買いましたが、全く読めませんでした。『先を読む頭脳』　羽生義冶他先を読む頭脳『イチローの流儀』　小西慶三イチローの流儀『マネー力』　大前研一マネー力『倒産するとどうなるか』　新井哲男倒産するとどうなるか４月になったので、少しずつ読み進めていこうと思っています。

April 1, 2009

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才能を疑え！

脚本家であり、演出家でもあり作家である大宮エリーさんは傑出した才女と呼ばれながら、自分自身の能力をいまだに疑い続けています。彼女はこう言います。「脚本、キッチリ習ったこともないし…　テニスを知らないのにラケットをぶんぶん振り回してきたようなもんです。脚本学校に通うことを最近まで真剣に考えていました」「自分の存在意義が欲しいんです」一般人としては分かり難い感覚ですが、こうした疑念があるがこそ、慢心せずに、次々と新鮮な作品（ＮＨＫの異色コメディー『サラリーマンＮＥＯ』他）を世に送り出しているのかもしれません。（参考資料：2009年2月26日スポーツニッポン）生きるコント

March 22, 2009

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会社に人生を預けるな

勝間和代さんの新著『会社に人生を預けるな』を買いました。“源泉徴収・年末調整の見直し”、“道州制の導入”、“終身雇用制の緩和“が日本にとって必要 … という内容は、まるでマッキンゼーの先輩である大前研一氏の著作を分かりやすく解説しているみたいでした。まあ、それはそれで良いとして、自分が気になったのが190ページの「特定支出」の部分です。確かに、所得税では、給与所得者が引越し費用、研修費、通勤費、資格取得費、帰宅旅費といった特定支出をした場合、特定支出の合計額が給与所得控除額を超えるときは、給与所得の金額は、給与の収入金額から給与所得控除額を控除し、さらにその控除後の額からその超過部分の特定支出の額を控除した金額にできる…と定めています。しかし、自己負担した特定支出額が給与所得控除額を超えない限り適用できない…という現状を考えると、特に何もしなくても認められる給与所得控除を選択するほうがベターなのです。そうした高いハードルの存在に触れずに、特定支出を説明するのは、職業会計人として “ どうなのかなぁ～ “ というのが正直な感想でありました。会社に人生を預けるな

March 20, 2009

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お気軽　読書日記

先日、購入したのは『おとなのねこまんま』いわゆる “ ねこまんま ” のレシピを紹介した本です。でも、レシピと言っても「あつあつご飯にマヨネーズをかけて、カツオ節をのせて、醤油をかける」という程度のものです。なかには、「カップヌードルを半分食べて、残りをご飯にかける」とか「ぺヤングソース焼きそばの残りをご飯と混ぜる」と言ったフザケタものまであります。いやぁ～レシピ本で大笑いしちゃったなんて初めてです。おとなのねこまんま

March 14, 2009

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立ち読み日記

先日、堀江貴文元ライブドア社長の新著『徹底抗戦』を立ち読みしました。「相変わらずアバウトな文章を書いているなぁ～」というのが率直な感想。はっきり言って、お金をわざわざ払って読む内容ではありません。そんな中で、興味があったのはやはり税務調査の話。ただ、「調査が長引いたのはお土産が少なかったから … 」と書いてあるのを読むと、「もう少し考えて、それなりに分析したら？」と突っ込みを入れたくなりました。私は「ホリエモンはそんなに悪い人ではない」と感じていますが、もう表舞台には出てこない方がご本人の為ではないか？と思っています。とにかく、誤解されやすい人です。いろいろな意味において …徹底抗戦

March 13, 2009

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ダイヤモンド＆東洋経済

いつもは、ダイヤモンド、東洋経済のどちらかを買うのですが、今週は両方とも買ってしまいました。ダイヤモンドの特集は『まだまだあった保険のムダ』、東洋経済の特集は『相続超特集』でした。両者を比べると、相続について広く浅く？網羅した東洋経済に軍配が上がりました。ただ、個人的には、“ 今後の相続税がどうなるか？ ” という分析記事が読みたかったけど、東洋経済にそれを求めるのは酷ですよね。ダイヤモンドの保険特集は代わり映えがしない内容でした。特に “ 生保のランキング ” はもう止めた方がいいと思います。大体において、保険会社を評点して順位をつけるなんて無意味ですから。順位が良くても不祥事は起こるし、破綻するし。　今後も続けるなら、なぜ破綻を見抜けなかったか？… を徹底分析するぐらいの気構えが欲しいです。週刊東洋経済 2009年 3/14号［雑誌］週刊ダイヤモンド 2009年 3/14号［雑誌］

March 10, 2009

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確定申告期の読書

忙しい時期ですが、電車での移動の際には、本を読むようにしています。最近は、駅構内にある本屋さんで１冊選んで、車内でパラパラって通読するようにしています。でもって、昨日、読んだのがこれ。『内向型営業マンの売り方にはコツがある』営業マンは明るく元気で前向き、常にプラス思考でなければならない…というのが、あるべき姿と思われています。が、この方程式？では、外交的でないトップ営業マンが存在する事実を説明できまません。で、その謎の一部を解き明かしたのが、この本でした。まあ、謎と言っても、内向的だと“マジメ”“正直”“警戒不要”なので、お客さんも安心できる…ということですけどね。参考になる本なので、確定申告が終わってからジックリ読みますね。内向型営業マンの売り方にはコツがある

March 10, 2009

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さらばアメリカ

今、大前研一氏の新著『さらばアメリカ』を読んでいます。といっても、寝る前にパラパラ程度ですけど…この本は「オバマ大統領は素晴らしいリーダーだと思うが、アメリカの没落を阻止することはできない。それはブッシュ政権の８年で、アメリカの構造が変わってしまったからである」という基本的トーンで貫かれています。もし、大前氏の指摘が正しいなら、もっと厳しい時代がやってくることになります。世界は、日本は、そして自分は … 大丈夫なんでしょうか？さらばアメリカ

March 9, 2009

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農業で1000万円稼ぐ方法

新宿の駅構内にある本屋さんで面白い本を発見しました。タイトルは『農業で1000万円稼ぐ方法』なんと言っても「農業は250万円の資金と土日の休日があれば誰でも参入できる」という発想が面白い。内容は、土地の借り方、農作物の選び方から始まって、軽トラックの買い方、地域の選択、農協との交渉の仕方まで、広く浅く書かれており、しかも意外な視点からの分析もあり、ユニークな構成になっています。ウチは農業をやっている関与先さんがないので、細かい内容についてコメントできませんが、企画として評価できる一冊でした。「農作業は時代にあった企画能力と技術の両方が必要になる」という著者の意見は一理あるなぁ～と思って読みました（ …と言っても10分ほど、パラパラと読んだだけですが… ）週2日だけ働いて農業で1000万円稼ぐ法

March 4, 2009

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危ない銀行　いい銀行

今日発売の『週刊朝日』の表紙に「危ない銀行いい銀行」とあったので、手にとって読んでみました。多くは期待してませんでしたが、それでも平凡な内容にガッカリ。「自己資本比率は８％はクリアしているけど、それは金融庁のお化粧があるからで、実態は傷が深い」「預金者は自己責任で金融機関を選ばなくてはならない」う～ん、こんなこと、私でも知ってるぞぉ～という記事でした。文中で、新ＢＩＳ規制の説明もないし、金融庁の貸し渋り対策（実態はともかくとして…）について、全く触れていないというのも勉強不足という感じでした。まっ、「銀行は危ないぞ！」と騒いだだけで終わってしまいましたね。

March 2, 2009

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断る力

勝間和代さんの新著『断る力』を読んでいます。この本の223頁で、勝間さんは「空気を読んだ上で、その空気とは違うことをあえて言い切る勇気を持つという戦略を使えるようになるまで、自分の力をつけることを目標にするのです」と書いています。これ、確かに正しいのですが、物凄く大変なことです。しかも、この言葉の裏には「言い切ることで間違いなく背負うリスクに潰されない」という覚悟が求められます。 … なので、そこまでして、若い人達が『断る力』を身につけようと努力するのか？ … やや疑問に思います。しかし、273頁に書かれている「自分の軸を持った人同士が組み合わさって、得意分野を出し合い、不得意分野を補い合う」 … という理想に向かい、日々努力を重ねることは、間違いなく正しいです。そう考えると、この本は多くのことを教えてくれる道標だと思います。あと、255頁に「大事なことは、自己啓発本を読むだけのマニアにはならないことです」とあったのには、ちょっとドキッとしました。断る力

February 20, 2009

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