10年後の自分に向けての電脳通信

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  アイバンラーメン

  人気ラーメン店 『 アイバンラーメン 』 の店主であるアイバン・オーキンさんの本 『 アイバンのラーメンのラーメン 』 を読みました。気軽に読めちゃう本ですが、なかなかどうして … 文化の違いを実感できる内容になっています。それにしても、アイバンさんのラーメンに対する熱意、そして日本に対する親近感には驚きますね。やっぱり、ここが繁盛している秘訣なんでしょう。ただ、ご本人は 「 成功したのは味のせいであって外国人が作っているからではない 」 と書いてましたが、“ 外国人 ” という肩書きが成功に大きく寄与したのは間違いないと思います。また、日本人の難しさにストレートに記述してましたが、ここは外国人らしいです。常に新しいメニューを要求されること、ラーメンフーティーズ （ 食通 ） の辛辣さ、トラブル時における日本人の気難しい反応 … に戸惑っている話は、文化の違いを感じましたね。アイバンのラーメン

  February 6, 2009

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  知の衰退からの脱出

  大前研一氏の新著 『 知の衰退からいかに脱出するか？ 』 を読みました。氏の著作は 「 凄いんだけど、あまりにグローバルすぎて、実現できる人は一握りのエリートだけ 」 という “ 上から目線の本 ” が多いのですが、これは楽しく、そして面白く読めました。特に、年金問題を国民総背番号制と絡めた記述が印象的で、ストンと腹に落ちましたね。また、 “ 道州制を導入し、税体系を資産税と付加価値税の二つだけにする ” という大前流日本再生プランも理路整然として （ 全面的には賛成できませんが ） 素晴らしいと感じました。ただ、意地の悪い見方をすると、この本は 「 勝間本はバカ売れするのに、大前本はそこそこしか売れないことに対する言い訳の書 」 かもしれませんが … まあ、そこは大目に見てあげましょう。「知の衰退」からいかに脱出するか？

  February 1, 2009

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• 島耕作　今昔物語

  現在、連載中の 『 島耕作 』 は二つあります。一つはモーニング掲載の 『 社長島耕作 』 、そしてもう一つはイブニング掲載の 『 ヤング島耕作 』 です。『 ヤング島耕作 』 は、その名の通り、若き日の島耕作を描いています。この両者を比べると、圧倒的に 『 ヤング島耕作 』 のが面白いのです。最新号でも、ヨイショばかりの福田主任の意外なサラリーマン哲学を垣間見て、 「 その生き方に共感しないが、ちょっと感動した 」 という味のある台詞が出てきました。いつも的確な判断ばかりの 『 社長島耕作 』 より、ミスはするけど、いつも前向きな 『 ヤング島耕作 』 のほうが私は好きです。ただ、『 ヤング島耕作 』 で、島が 「 自分は出世するタイプではないのかもしれない 」 と言っているのは、ちょっと嫌味ですけどね。

  January 26, 2009

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  会計・財務分野で読むべき本

  ブレジデンドの “ 読書特集 ” を読みました。会計・財務分野で読むべき本を細野祐二氏がセレクトしていましたが、これが素晴らしかった！『 日商簿記３級過去問題 』『 シャウプ使節団日本税制報告書 』『 ナニワ金融道 』『 ヒルズ黙示録 』『 泥の文明 』『 会社はだれのものか 』『 格差は作られた 』『 ソロスは警告する 』『 資本主義は嫌いですか 』『 人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか 』『 国際会計基準戦争 』『 会計破綻 』『 財務会計論 』『 アメリカ会計理論発達史 』特におススメな本は『 泥の文明 』 です。この本は、文化比較論の本なのですが、これを欧米と日本の会計に対比させて読むと面白いのだとか。「 土が少なく掘ればすぐ石にぶつかるヨーロッパは石の文明で、狩猟が生きる手段にならざるを得ない。それは現在の利益を重く見る時価会計に通じるところがある。一方、土と水に恵まれ、農耕による定住が可能な日本の泥の文明はロングスパンで考える原価主義ということもできよう 」 という細野氏の指摘はさすがでしたね。早速、アマゾンで注文して、読んでみようと思います。泥の文明

  January 14, 2009

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• 元旦の社説

  日本経済新聞　賢く大胆に、でも基本は市場信ぜよ賢くて強く、社会的弱者を守れる政府は必要だが、企業の活力を削ぐお節介な政府や、国を借金漬けにする放漫な政府は要らない。経済の面では、市場経済がうまく回るような環境作りを過不足なく進めるのが本来の役割だ。大きな政府待望論が強い今、あえて強調したい。朝日新聞　人間主役に大きな絵をあわてずに深呼吸してみよう。この危機の意味を考え、それを次の時代への手かがりにできれば、不況を乗り越える力ともなる読売新聞　危機に欠かせない機動的対応結果として、いかなる政権になるにせよ、肝心なのは、世界の先行きについての中長期的展望を踏まえた政策を、迅速かつ強力に推進できる政治態勢であることだ。産経新聞　日本人の流儀にこそ活路日本人が培ってきた流儀を貫くことこそが、この厳しい世界で生き残る道だ。それが今回の危機から学んだことである。

  January 2, 2009

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• 書く努力よりも売る努力？

  本を書く努力の○倍売る努力をする … というフレーズをあちこちで見かけるようになりました。マーケティング的発想法だと、これは100％正しいと思います。でも、知的財産でもある書籍をマーケティング戦略だけで売るのは無理があります。それなりのレベルの書籍を抜群のマーケッティングで大量に売ることも大事ですが、 質の高い書籍を丁寧に作ってキッチリと売ることはもっと大事です。書くというウェイトを極端に低くし、売ることに重きを置くというアプローチがいつまでも通用するとは思いません。そろそろ、初心に戻る時期ではないでしょうか？

  December 21, 2008

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• ＡＥＲＡ

  今週のＡＥＲＡはまさに “ 勝間和代祭り ” という紙面でした。今いちばん勢いがある人だから当然なのかもしれませんが、ただ 「 ここまでやって良いのかなぁ～ 」 とは感じましたね。政治家にはならないけど、提言はしていく… そうですけど、日本の政治の壁って、そんなに簡単には破れない気がします。同じマッキンゼー出身の大前研一さんもそうですけど、勝間さんが当たり前にできることって、一般の人にとっては至極難題です。そこの所を上手く中和していかないと、単なる上から目線の意見になってしまいます。その辺の塩梅が分かっているのか？…ちょっと不安になる特集記事ではありました。

  December 16, 2008

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  寛容力

  西武ライオンズの渡辺久信監督の著書 『寛容力』 は、今、経営者が読むべき一冊だと思います現役時代はトレンディ投手と呼ばれ、指導者には絶対に向かないと思われていた渡辺投手 （ 伊東捕手、石毛内野手が優れた監督になると確信してました ） が、一流の監督になったサクセスストーリーは全ての社会人に自信を与えてくれます。人間はその気になれば変われる生き物である…この本を読めば、誰でもそう思えます。ただし、そのためには、荒波に揉まれる覚悟を持つ必要があるのですが…寛容力

  November 19, 2008

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  税務基準ではなく会計基準で

  本棚に眠っていた岡本吏郎氏の 『 裏帳簿のススメ 』 を読みました。図解裏帳簿のススメ「 税務基準ではなく中小企業の実態にあった基準で決算書、試算表も作り、それを基に経営判断をすべき 」 という著者の提言は確かにその通りだと思います。内容もシッカリしたものになっていて、とても参考になりました。ただ、この通りにするとなると、利益は減り、借入という面では不利になります。また、別表での加算減算も増え、税金の計算は複雑になります。ベストセラーになった著作ですが、その辺の事情を理解してくれた読み手がどの程度いたのか？…疑問です。あと、戦略とはいえ、このタイトルはダメです。裏帳簿というダーティな言葉を使うのは納得できませんね。「売れれば何をしても構わない」のが販売のルールなのでしょうが、これは税理士の著作につく書名ではないと思いますね。

  November 12, 2008

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  批判より実行

  小泉改革のブレーンであった竹中平蔵氏の 『 竹中式マトリクス勉強法 』 を読みました。意外でしたが、読みやすくて面白かったです。特に 「 批判は３種類に集約される 」 という箇所が、マスコミへのしっぺ返しみたいで痛快でした。それによると、批判には 「 コントラリアン型 」 「 永遠の真理型 」 「 ラベルを貼る型 」の３つに区分できるそうです。「 コントラリアン型 」 は、人とはいつも反対の意見を言うタイプで、たとえば日銀が金利を上げると中小企業がダメになると批判し、下げると年金生活者が大変だと批判する人を指します。「永遠の真理型 」は、長期的な視野に立てとか相手の立場になって考えろといったその通りですとしか言えない永遠の真理ばかりを言うタイプです。「 ラベルを貼る型 」 は、いわゆる決めつけの厳しいタイプで、 「 竹中は市場原理主義者 」といったレッテルを貼って、相手を問答無用にしてしまうやり方です。この３つのタイプの共通点は、対案が何もない という点です。実行者は意見を通し、実行まで請け負い、成果の責任まで追及されるのですから、苦労が絶えません。が、若いうちから、この苦労を買ってでもすれば、実際にイノベーションを起こせるひとかどの人物になれるというわけです。竹中氏の 「 若いうちから涼しい顔をして評論家風を付加しているのには感心しません。批判することほど楽なことはありません 」 という主張には、説得力があると私は感じました。

  November 6, 2008

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  覚悟のすすめ

  阪神の不動の４番であるアニキこと金本知憲選手の著書 『 覚悟のすすめ 』 に、こんな一節があります。最近の若いスポーツ選手の発言やインタビューを聞いていると、二言目には「楽しみたい」と口にする人が多い。だが、私としては彼らの多くは「楽しむ」という言葉の意味を少し間違えているような気がしてならない。本来、「楽しむ」とは、向上心を持ち続け、努力し続けた結果、できなかったことができるようになる、もっと上達する。これが「楽しい」という言葉の本当の意味なのだと思う。そこを勘違いしてはいけない。だから、試合前の極限の緊張の中では、本来軽々しく言えない言葉だと思うのである。覚悟のすすめこれは、勝負の厳しさを知らしめる言葉であると同時に、極限状態で「楽める」金本選手だからこそ相応しい言葉なのでしょうね。自分は巨人ファンですが、金本選手だけは打たれても仕方ないなぁ～と思ってしまいます。これは、きっと、金本選手のプロとしての覚悟のせいなのでしょうか？

  November 4, 2008

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• 大事なのは想像力

  週刊ポスト11月14日号の『 ビートたけしの21世紀毒談 』 で、ビートたけし氏は、「 サミットなんかで各国の代表が横に並ぶと、いつもニッポンの首相ばっかりがダサくてチンチクリンでさ、情けない、もっと颯爽としてほしいと思っている国民は多いはずなのに、ちょっと高級で社交的な場所に顔を出すことも許されないなんて、おかしな話だよ 」 と、麻生総理の夕食疑惑？をバッサリと斬って捨てました。さらに、 「 政治家だって要は想像力を働かせるしかないんだよ。 変えられない生い立ちをとやかく言うより、いろんな立場の人間のことに思いを巡らせることができる能力が大事なんじゃねェか。 映画監督だってそうだよ。自分で経験できることなんてごくわずかなんで、想像力を働かせて脚本や芝居を考えていくしかないわけ。ヤクザの役をやって映画の中で人を殺しまくっているオイラが、銃を持ったり、暴力団にいたことがあるかっていうとそんなことないだろ 」 と続けて、安直な庶民感覚に疑問を投げかけたのは、サスガでした。でも、別に麻生総理を擁護しているわけではなく、 「 ただね。麻生さんにその想像力があるのかっていうのも疑問なんでさ 」 と〆たのは、まさにビートたけしの本領発揮でありました。

  November 3, 2008

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• 朝日新聞と税金

  最近、税理士の間で「朝日新聞」と言うと、「ああ、あの節税の話だね」となる今日この頃？です。10月4日の朝日新聞の経済面で、『 相続税 』 が取り上げられていましたが、「 テクニックや特例を知らないのと損をするのが相続税と言う世界 」 というトーンの記事でした。内容的には、さほど間違っている点はありませんでしたが、何となく、“ 税法の知識がなくても不利にならない税制にして欲しい ” と言ってるような気がしました。（ でも、相続税に限って言えば、それは無理だと思います。 ）で、記事の最後にこう書かれていたのが、引っ掛かりました。「 富める者として今以上に税金を納めた上で、政府に物申す道はないのか 」これって、金持ちはもっと税金払え…という意味なんですよね。う～ん、スゴイ。

  October 4, 2008

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• 脱税はダメですよ！

  『 勝間和代の日本を変えよう 』 を読んでいます。中身の濃い充実した力作ですが、西原理恵子さんとの対談でどうしても納得できないところがありました。西原 「 私は有限会社とりあたまの社長ですから。脱税は社長の義務だす、なんて（笑） 」司会 「 節税とか、そういう言い方はできませんかねえ。 」勝間 「 税金はですねえ、ちゃんと使ってくれるならいくらでも払うんですよ。　　　　 監視機能の問題ですね。 」いくら冗談であっても “ 脱税は社長の義務 ” と言う西原さんの感性は論外です。が、それにも増して、私がガッカリしたのは、西原さんの言動をとがめない勝間さんの姿勢でした。これでは “ 国が無駄遣いをしてるから脱税するのも仕方ない ” と読者にカン違いされても、何も言えないのではないでしょうか。公認会計士でもある勝間さんには、毅然とした態度で “ 気持ちは分かるけど、脱税はダメですよ ” と言って欲しかったです。

  September 30, 2008

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• 貸し渋り対策？

  週刊ダイヤモンド 2008年9月20日号 に 「中小企業への円滑的な資金提供を目指して、金融庁が５％ルールを見直す方向で検討に入った 」 という 記事 がありました。５％ルールとは金融機関が事業会社の５％以上の株式を保有してはいけないというものですが　これを物価高や原油高の影響を受けている一部の企業（中小零細企業など）に関して撤廃し、機動的に資金を供給できる仕組みを作るという話です。具体的には、中小企業向けの金融支援策として９兆円を計上し、返済順位が低い代わりに金利を高めに設定した増資に近い“劣後ローン”を使った融資を推進させる方向です。これにより、中小企業が既存の融資を劣後ローンに借り換えることで財務基盤が強化でき、金融機関による審査で融資が難しいと判断された中小企業の貸し渋り対策になると言われています。実は、この話は8月19日に発表されており、今さら驚いているのは恥ずかしいのですが、意外とこういった情報って伝わり難いのが現実です。あとは、この方針が現場にどのような形で下りてきて、定着するか？というのが気になります。…というか、こちらから銀行さんに 「 劣後ローンって使えますか？ 」 と積極的に働きかけることが重要なんでしょうね。

  September 24, 2008

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• Ｒ２５

  無料情報誌 『 Ｒ２５ 』 が平成１６年７月に発刊されて、４年が過ぎました。発刊当時は、 「 タダなのに、こんなに情報満載でいいの？ 」 と思ったものですが、最近はあまり面白くありません。（ でも、未だに完売？してます ）これは、Ｒ２５自体にパワーがなくなったのか、それとも２５歳がターゲットの雑誌が合わなくなったのか…果たして、どちらなのか？疑問が残る話であります。

  September 18, 2008

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• 行くも地獄　戻るも地獄

  夕刊フジの連載コラム 『 天下の暴論 』 で花田紀凱氏が、こんなことを書いていました。それはないだろうと思ったのは、新聞がこぞって 「 無責任だ 」 「 政権投げ出しだ 」 と福田総理を非難していたこと。ついこないだまで、 「 総理辞めろ 」 と書き立てていたのはどこの誰かと問いたい。これじゃ、福田総理もどう身を処したらいいか困ってしまうだろう。う～ん、確かにそういう部分もあります。ちょっと、福田さんも可哀想だったかもしれません。まっ、総理大臣というのは “ 辞めるのも地獄 ” “ 居座り続けるのも地獄 ” という大変な職業…という結論になるのでしょうか。

  September 17, 2008

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• リーマンの再建

  米証券大手の リーマン・ブラザーズの再建問題 が、日本でも大きく注目されています。でも、どことなく他人事のように伝えているのが気になりました。もし、リーマンが破綻した場合、日本の金融機関に及ぼす影響は少なくありません。それは、リーマンの資金が入っている金融機関は数多くあるからです。そして、これはリーマンに限らず、他の外資系金融機関も同じです。つまり、海外の金融機関がコケれば、日本の金融機関にも影響するのが現実なのです。それなのに、外資を “ ハゲタカ ” と、ただ非難するマスコミは勉強不足だと思います。もはや、“ 日本の銀行は外資ナシではやっていけない ” と認識した上で、記事や番組作りをしないと何も見えてこない…と私は思います。

  September 15, 2008

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  買ってしまった！

  デアゴスティーニ発行の 『 週刊フェラーリ 』 を買ってしまいました。えっ～と、これは、毎週発行されるパーツを６５冊分集めると、完成品 （ フェラーリ・エンツォの1/10モデル ） が作れるというアレです。この手のモノは集めだすとキリがないので、できる限り関わないようにしていましたが、今回は見事に引っ掛かってしまいました。定期購読を申し込んだので、買いそびれることはありませんが、問題は作る暇があるか？…になりそうです。ちょっと心配だなぁ～

  September 13, 2008

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• 週刊誌を読む

  ここ２日ほどで読んだ週刊誌の記事で印象に残ったものが二つありました。まず 『 週刊現代 』 の 「 中田英寿 感動をカネに変える男 」 “ 日本スポーツビジネスにおける未曾有の大成功例 ” と言われる 「 中田＆サニーサイドアップ 」 の成功の秘訣を分析していました。まあ、この記事がホントかどうか？は分かりませんが、SSUの強さを垣間見ることができて、読み応えがありました。麻生千晶氏の 「 中田ビジネスは、メディアの弱点を見透かして放った計算ずくのものでした。なぜ大人がそれを見破れないのか。こんな若輩になめられて、どうするんですか 」 というコメントが、印象に残りました。次に 『 週刊ＳＰＡ 』 の 「 首都高速５号線の事故復旧レポート 」 熱狂的フェラーリ信者である清水早一氏による事故の復旧状況の報告と対応策は、首都高速道路株式会社のHPより格段に詳しくて、ドライバーの一人として参考になりました。清水氏の 「 今回 （ ８月３日 ） の事故で、首都高は首都圏の猛烈に重要な動脈であることを実感したが、同時に首都高を使わないという選択肢も、真剣に考えるべきだと教えてくれた。とりあえず、一日も早い復旧を希望します… 」 という結論には共感する部分がありました。

  September 2, 2008

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• 相続税増税で景気回復？

  昨日の 『 日刊ゲンダイ 』 に評論家の森永卓郎氏の増税論が載っていました。「 相続税の課税強化を考えてもいいと思う。相続税が高くなったら、どうせ税金で取られるなら生きているうちに使おうという金持ちの高齢者も増えるはずです。相続税の最高税率は…少なくとも70％に戻すべきです。 」 （ 2008年8月26日紙面より ）どんなに税率を上げても、95％の国民は痛みを受けない…というのが森永氏の考え方の根底にあるようですが、 「 相続税を増税すれば景気が回復する 」 というあまりに乱暴な理屈に驚きました。 （ まあ、日刊ゲンダイはサラリーマン応援新聞ですから、こういう結論にはなるのは分かるのですが… ）最後に 「 遺産が1億円以下の庶民や代々商売をしている自営業者に相続税を課す必要はないが、大金持ちには厳しく課税すべきです 」 と書いておられ、庶民にも課税される方向性をご存知ない様子でした。でも、相続税の原稿を書くなら、最新の動向もチェックして欲しいと思います。森永先生、ちょっと勉強不足ですよ！

  August 26, 2008

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  とっても怖い仮払金の話

  細野祐二氏の新著 『 司法に経済犯罪は裁けるか 』 を昨日、購入しました。“ 会計業界の佐藤優 ” である細野さんの著作はいつ読んでも刺激的です。まだ読み始めたところですが、今作も読み応えのある一冊になっています。司法に経済犯罪は裁けるかここでは、現段階で、へっ～と思ったところを紹介してみます。経済事件の取調べの過程で、仮払金が見つかると、司法の世界の人達はこう言うそうです。「 何だ、この仮払金というのは？何を隠蔽しようとしているのだ 」要するに、彼らは、“実態は貸付金であるものを仮払とした段階で隠蔽の意思が認定できる”…という解釈をするのだそうです。また、預り金についても 「 何だ、これは、この預かった金はどこに隠しているんだ 」 と地検特捜部が怒鳴ったこともあったとか…細野氏によると、これらの誤解は司法が複式簿記の知識を有していない為だそうです。う～ん、本のオビに書いてある 「 経済事件の50％は冤罪である 」 というキャッチコピーは、あながちウソではないのかも…しれませんね。

  August 7, 2008

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• 最強の読書術

  雑誌 「 東洋経済 」 の６月２１日号で特集された 『 最強の読書術 』 を自分なりに要約して、まとめたブログを書き終えました。１５回にわたってしまいましたが、読書の達人の話はとても参考になると思います。よろしかったら読んでみて下さい。序　章　1回目 本田直之　レバレッジ読書法　2回目 勝間和代　フレームワーク読書法　3回目 勝間和代　暗黙知を知る　4回目 三輪裕範　４つのポイント　5回目 池田信夫　日本語だけでは周回遅れ　6回目 斉藤　孝　情報を得るための読書　7回目 斉藤　孝　人生にかかわる読書　8回目 土井英司　100冊読むには　9回目 北尾吉孝　読書は真剣勝負　10回目 佐藤　優　熟読とは　11回目 佐藤　優　超速読とは　12回目 佐藤　優　速読とは　13回目 佐藤　優　正しい手順　14回目 おまけ　ちなみに最後の回は、私の読書術なので、読む必要はないと思います…

  July 13, 2008

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  特　命

  洞爺湖サミット…というわけでもありませんが、先週は 麻生 幾 著の 『 特命 』 を読んでいました。物語の始まりがスリリングだったので、期待したのですが、結局は警察内部の“すったもんだ”で終わってしまいました。やや自陣過剰の主人公はそんな綱引きに疲労困憊され、骨折り損の草臥儲け （ ほねおりぞんのくたびれもうけ ） の結果となりましたが、読者である自分もくたびれもうけの一冊でした。

  July 13, 2008

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  書評のあり方

  『 ビジネス頭を創る ７つのフレームワーク力 』 を読みました。『 フレームワーク 』 と言ってまず頭に浮かんだのは、『 概念フレームワーク 』 だったので、身構えて読みましたが、いつも通りの体系的な読みやすい一冊でした。今回の著書で一番感心した箇所は、307ページにありました。私が本で勧めたアイディアどおりに、手放しで 「 はい、素晴らしい 」 と言われても、私にとってはセレンディピティにはならないわけです。それよりは、もっと新しい見方があるのではないかという新しい声、新しい情報に触れていくことで、また、新しい知識・アイディア・展開が生まれますし、その新しい情報を受けて、次の行動に進むことができます。勝間和代のビジネス頭を創る 7つのフレームワーク力全くもって、その通りです。暖かい励ましの言葉には勇気付けられます。とてもありがたいです。しかし、厳しい言葉によって目が覚め、新しい世界が開けることも少なくありません。ですから、書評も著者に耳辺りの良いことを書くだけではダメだと思います。とはいえ、ネガティブな意見は一切聞きたくない！という作家さん （ 齋藤孝さんも…そうみたい ） もいらっしゃいます。でも、勝間さんはそうではありません。だったら、ココは良かったけど、ココは違う…とハッキリ言って構わないのでは？ないでしょうか。そして、こうした方向性が、勝間さん、そして我々の次の行動につながる … と私は信じています。

  June 22, 2008

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• 新聞はネタの宝庫

  電車での移動時間が長かった昨日、車内でジックリと新聞が読めました。で、読んでいて、 「 へっ～ 」 と思う記事が多かったです。気になった記事を4つ紹介すると …（ 全部、日経ですが ）阪神の名選手吉田義男さん　『 私の履歴書 』奥さんが、我が母校（中学・高校）の二代目校長先生の娘さんだったという意外な事実が発覚？ネット中傷　企業も悩む会社のイメージを傷つける書き込み対策の一つとして利用されているのが社員ブログ。 “自社名”と“悪徳商法”という単語をブログ内にしのばせ、頻繁に更新。こうすることで検索上位を社員ブログが占めることになる。… ちょっとビックリ国税や関税納付ネットで簡単に法人税や消費税等の国税については、2009年9月からネットの簡単な手続きで納付ができる仕組みを導入する。 … やっと動き出してくれたか？という感じです。道路を安く作る発送を　山根一眞道路は必要か不要かという二者択一はおかしい。新しい技術を活かして道路を安く作ることも考えるべき。… 山根氏のユニークな発想に脱帽。ただ、実現できるか？は分かりませんけどまた、夕刊フジでの 『 美人トレーダー日経盗用 』 という記事も興味をそそられました。カリスマトレーダーが公式サイトで、日経関連会社からのニュース記事から盗用したそうですが、時代を感じさせますよね。

  June 17, 2008

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• 佐藤優バブル

  池田信夫氏のブログに佐藤優についてのエントリーがあります。昨年末出版された 「 国家論 」 についての書評なんですが、とにかく辛口。これほど支離滅裂で無内容な本はまれにみるので、栄えある今年のワースト1にあげておこう。こんなひどい本ができた原因は、著者がもう「貯金」を使い果たしたためと思われる。彼が系統的に勉強したのはキリスト教だけで、社会科学の基本的なトレーニングができていない。国家論という社会科学の中でも一番むずかしいテーマを、マルクスとバルトだけ読んで語ろうとするのは、めくら蛇に怖じずというしかない。致命的なのは、マルクス理解が宇野や柄谷、廣松渉などの特殊日本的マルクス解釈に依存していて、経済学の知識がまったく欠けていることだ。う～ん、手厳しい！ … というか佐藤優ファンとしてはツライ。でも、池田信夫氏の言っていることは、ある意味、正しいと思います。専門分野について書く場合は、その分野の専門家をある程度は納得させるだけのクオリティがないとダメだと思います。特に、一冊の本として出版する場合には、学界からの批評・批判を意識したモノとすべきです。にも関わらず、一般ファンだけを意識した本ばかり作っていると、自分で自分のクビをシメてしまうわけです。私には、池田氏と佐藤氏のどちらが正しいのか？ … は分かりません。でも、専門家から、このように挑戦的な批判が来るのは当然のことです。そして、また読者もこのような状況 （ 著者の意見がいつも正しいとは限らない ） を意識して著作を読むべきでしょう。会計や税務についても、会計士・税理士の立場では書けない怪しげな情報がマスメディアを賑わすことは珍しくありません。そう考えると、他人事には思えません … ね。

  June 8, 2008

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  本のチカラ

  佐藤優・鈴木琢磨著の 『 情報力 』 において、佐藤氏は “ 思想書は戦前・戦中の版のほうが理解しやすい ”という自身の仮説について、こう語っています。「 当時 （ 1930年代 ） 、 哲学の本を読む学生のたちは持ち時間が非常に限られていた。戦争に出かければ、ある程度の確率で死ぬことは確実です。学生たちは生き死にの狭間にさらされながら、いま学ばなくてはならない本だけを限定して読んでいました。そういった読み手の需要を版元は知っていたために、編集者は緊張感を持って著者を選び、本を組み立てています。そのことが本を読んでいて分かるのです 」 （ 176ページ ）情報力読んでいて、思わず身震いを感じ、「 やっぱりそうなんだ… 」 と納得しました。最近の出版物は広告戦略の一つとして組み込まれています。これは時代の流れを考えると、致し方ないのかもしれません。でも、真摯な態度でより良い本を作りたい…と願う気持ちは、時代を越えて、人の心を打つものなのです。関与先の出版社の方がいつも言います。 「 我々の仕事は良い本を作ること 」… まさにその通りです。

  May 27, 2008

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  公平と自由のバランス

  佐藤 優 著の 『 国家の自縛 』 に下記のような記述があります。スマートで上品な社会民主主義福祉国家はだいたいの場合 「 警察国家 」 になるんです。金持ちから税金を取って、その再配分を政府、つまり官僚が行う。そのためには官僚が国民一人ひとりの経済状況や生活環境に関する情報を管理しなくてはなりません。北欧、スイス、英国、アイルランドなどの福祉国家はどこも国民総背番号制を取っているんですよ。 （ 194ページ ）日本の場合、官僚の力を肥大させないために下品な社会民主主義をとった。つまり、公共事業を通じ、地方土建屋に仕事を回すことで、結果として公平配分を担保した。この下品さは、中央のエリート官僚から国民一人ひとりの自由を守るための必要悪だと私は考えています。 （ 195ページ ）思わず、唸りました。 “ さすが、佐藤優の見立ては鋭く、本質を突いている ” …と。しかしながら、 「 福祉を重視し、公平な富の分配を目指すことが、結果的に、警察国家ひいては官僚国家を志向する」 という皮膚感覚を日本人は持っていません。となると… 権力の介入を最小限に食い止めつつ、自由と公平を可能な限り尊重する国家体制を願うならば、我々はもっと柔軟な考え方をすべきではないでしょうか？少なくとも、ひたすら官僚を叩き、いかなる増税にも断固として反対し、公共事業をただ一方的に非難する… ことは得策でないハズです。

  May 12, 2008

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  阪急電車

  有川 浩 の 『 阪急電車 』 は“ 阪急今津線 ”という、全国的にはやや知名度の低い路線を舞台とした小説です。複数の登場人物の人間関係が重なっていく手法は、劇団ひとりの 『 陰日向に咲く 』 に似ていますが、話の厚み、仕掛けの巧妙さはこちらのほうが数ランク上でしょう。ただ、恋愛小説のようで人生の機敏を感じる話である点は、『 陰日向に咲く 』と似ており、読了後に不思議な爽快感を与えてくれる一冊です。話のカギを握るのは、老婦人の時江。彼女の存在が物語に深みを加えてくれます。ちなみに、この阪急今津線、先月の大阪出張時に利用したので、なんとなく雰囲気が掴めます。西宮北口とか甲東園といった駅の佇まいが目に浮かびます。だれか？このスタイルで関東の私鉄を舞台にした小説を書いてくれないかなぁ～

  May 11, 2008

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• 商談が進む喫茶・休憩スポット

  今日発売の週刊ダイヤモンドの特集は 『 営業力実践トレーニング 』 でした。神田昌典＆大前研一を全面に打ち出した特集でしたが、内容はやや期待はずれ … でありました。ただ、面白かったのが、「商談が進む喫茶・休憩スポット」という記事でした。内容は、最近、ビジネスユースを意識した （ うるさくない・人に話を聞かれ難い ） 店舗が増えていることを紹介していました。具体的には、首都圏ならば、隣の話し声が聞こえ難いようにイスの配置を工夫している 「 ルノアール 」 、名古屋ならば、プライバシー感が保たれて商談に使い易い 「 コメダ珈琲 」 、関西ならば、珈琲500円だがおかわり自由等の手厚いザービスの 「 英國屋 」 … などが該当します。記事では、これらの商談スポットをマップ形式でリストアップしていましたが、これはキラリと光る内容でした。（ただ、全体的として見ると、企画力の低下は否めませんね！）

  April 21, 2008

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  書　評

  宮崎哲弥氏の『 新書365冊 』は、新書365冊についての書評を集めたものです。その鋭い観察眼には驚かされますが、読んでいると、宮崎氏にも得意・不得意のジャンルがあることが分かります。当然、得意分野は鋭さが増し、不得意分野では切込みが甘くなってしまいます。要するに、書評とは、バラツキのあるモノなのです。そしてまた、書き手にも得意・不得意があるのと同時に、読み手にも得意・不得意があります。ですから、書き手が不得意なジャンルの本で、読み手が得意なジャンルの本であれば、立場が逆転することは十分にあり得るのです。そういった意味で、特定の人物の書評を必要以上に意識する必要はないのです。あくまでも…書評は書評でしかありません。

  April 9, 2008

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• 多読・速読の理由

  最近、あちらこちらで多読・速読についての話を聞きます。フォトリーディングの技術を身につけるとか、前書きと目次を読んで大枠のイメージを掴むとか、本の上半分しか読まないとか…やり方が色々とあるのはともかく、残念なのは「ビジネス書の多くは同じ内容なので、ジックリ読む必要はない」という意見が多く、しかも、それが事実であることです。内容の薄い本を短時間で読み飛ばすために、多読・速読の技術を磨くというのでは、それはやっぱり虚しいです。

  April 7, 2008

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  書評 ～ 利益の方程式

  勝間和代著の 『 勝間式 利益の方程式 』 を読みました新たな利益の切り口を提示し、その活用方法を知らしめたのは大いに評価できる…というのが素直な感想です。ただ、従来的な利益管理手法において変動費と固定費の区分が曖昧である （ 48頁 ） からといって、全てを変動費と考える （ あるいは固定費を外す ） “ 勝間式利益の方程式 ” は、あまりにアバウト過ぎるように感じました。ですから、この“ 勝間式利益の方程式 ” を、経営者が本当に万能だと思うと、それはそれで困る… というのも正直な感想です。まっ、勝間さんは、そういった矛盾を分かった上で、あえて、このような内容にしていると思います。そうなると…必要によっては、職業会計人が “ この本の意図をキチンと汲んで、現場にどう活用していくか？ ” を企業経営者に説明すべきかもしれませんね。。

  April 5, 2008

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• 反転 ｖｓ 国家の罠

  昨夜は、三省堂本店で 『 正義の正体 』 出版記念講演会を聞きに行きました。この『 正義の正体 』は、田中森一と佐藤優の対談集であるため、本来であれば、著者の二人が対談するイベントでした。しかし、田中森一氏が3月31日に東京高裁に収監されたため、佐藤優氏が一人で講演しました。講演会は、佐藤氏が読みどころや内外の情勢分析を一時間ほど話された後、希望者を対象にサイン会が開かれ、佐藤優ファンの私としては十二分に楽しめました。ただ、田中氏の話も聞きたかったなぁ～ というのも正直な感想ではありました。それにしても、対談の当日に収監とは… 国家権力は恐ろしいです。

  April 1, 2008

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• 勝間本を読む　Next Stage 編

  『 効率が10倍アップする 新・知的生産術 自分をグーグル化する方法 』 を読んで、「次はこうして欲しい」と思ったことが二つありました。カスタマイズ版次回作では、勝間式知的生産術をベースにして、一般の社会人や学生でも実践できるカスタマイズ・テクニックを紹介して欲しいです。加えて、一般の人たちの活用例なんかも載っていると、より実践的で、お役立ち度も格段にアップしそうな気もします。お奨めセット書中では、たくさんの本が紹介されていました。とはいえ、これらの本をある程度まとめて購入するのは骨が折れます。そこで、アマゾンなどで勝間さんの紹介した本をセットにして販売してはどうでしょうか？　初心者向け、上級者向け…1万円コース、５万円コース…というように何種類かバージョンを分けておけば、各人のレベルに合わせた選択ができると思います。

  March 30, 2008

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• 勝間本を読む　Bad編

  『 効率が10倍アップする 新・知的生産術 自分をグーグル化する方法 』 を読んで、「 ちょっと違うな？ 」 と思った部分を挙げてみます。（ 超辛口です。ごめんなさい！ ） 特定商品への肩入れ「ノートパソコンはレッツノート」と推奨してますが、軽量で電池持ちが良く壊れ難ければ良い訳で、商品名を連呼するのはどうか？と感じました（ 東芝製だって、マックだって良いモノはあります！ ）ベストセラー作家のジレンマ文中で 「 ベストセラーは読みやすいが、中身が濃いとは限らない。良書は自分で探す 」 と書いています。この指摘は正論ですが、現在の勝間さんは 「 ベストセラーというブランドで著作を売りまくる出版社サイト 」 に位置し、読み手の立場を強く言えないように思います。あと、「 ハードカバーを敬遠し、1000円ちょっとの本を買って、損してしまう 」 という表現も… 微妙ですね。一般の人には無理かも？「 本を沢山読む 」 とか、「 情報のアウトプットをする 」 とか… 参考になる点は多いのですが、「 呑み会よりランチミーティング 」 「 細かすぎるライフスタイルの改善 」 など自由業や経営者でなければ実現し難い方法も多いのが残念です。この点が、読者の多くが 「 感心するけど、なかなか実行できない 」 で終わる原因に思えてしまいます。

  March 30, 2008

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• 勝間本を読む　Good編

  勝間和代さんの『 効率が10倍アップする 新・知的生産術 自分をグーグル化する方法 』 を読んでみて、「 なるほど！ 」 と思った部分をピックアップしてみます。問題意識、すなわち自分のテーマを持つメールはわざと自動受信としない情報の貯金箱 Gmail はプライベートな補助脳本ほど効率的で安価なものはないアナログ入力とデジタル入力をバランスよく使い分ける情報の 「 空 → 雨 → 傘 」過度な人付き合いは危険因子スキ間時間を知的生産活動に使うクセをつける自分の得意、不得意をはっきりさせる本人にアウトプット能力が備わっていれば自ずと機会が訪れる見返りを求めずにひたすら情報を生産し、流通してみるで、これらの中で、特に大事なのは、最後に挙げた 「 見返りを求めない 」 という部分だと、私は思いますね。

  March 29, 2008

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  勝間本を読む　Best編

  最近の 勝間和代ブーム （ ややバブル傾向あり？ ） に食指気味のこともあり、勝間さんの本は敬遠していました。 が、この度、 『 効率が10倍アップする 新・知的生産術 自分をグーグル化する方法 』 をキチンと読みました。真剣に向き合ってみて「なるほど、世間からこれだけ評価されるのも分かるなぁ～」と感心しました。特に、244～246頁に書いてある 「 グーグルに負けない自分を作る 」 という箇所は、素晴らしいの一言に尽きます。いくら、グーグルが進化しても、人間の豊かな発想力には敵いません。一人ひとりに眠っている『 グーグルに負けない潜在能力 』 を覚醒させ、社会に役立てることが学びなわけであり、そのヒントを集めた一冊がこの本なのです。

  March 29, 2008

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  正義からの招待状

  関与先からの帰り道、三省堂書店本店で確定申告用の書籍を買いました。ふと、とある店内ポスターに目を止めると … それは、“ 田中森一＆佐藤優 ” の著作 『 正義の正体 』 刊行記念講演会の告知でした。　思わず、胸が躍りました。でも、日時は、３月３１日の午後６時半 … 「 う～ん、月末だよなぁ～ちょっとキツイなぁ～ 」 と思いながらも、速攻で整理券を貰いました。ちなみに、告知の下部にはこんな一言が … 「 場合により、佐藤さんお一人になる場合もございます。ご了承下さい 」まあ、確かに、その危険性はあります。だからこそ聞いておきたい、そんな講演会です。

  March 12, 2008

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• 良い時こそ用心せよ。

  日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸社長の著書 『 日本マクドナルドの社長が送り続けた 101の言葉 』 を読みました。そこで印象に残ったのが、下記の一節です。業績が予想を下回った場合は、一過性の財務インパクトで終わる。ところが、予想を上回った場合は、当月は一時的に売上増になるかもしれないが、顧客不満足、従業員不満足という継続的な負の資産が生じ、長期にわたるマイナスのインパクトを起こしてしまう。 さすが！ … 鋭い一言です。売上が予想より良いと、「ああ、良かった…」で終わりがちです。しかし、「好調な時こそ危機感を持つべし」という意識がないと、好業績の後にやってくる苦難の道に対応できません。そういった意味でも、この原田社長の言葉は中小企業にも当てはまる金言です。ただ、今のマクドナルドは従業員満足度という面から見ると、問題ありですけど…

  March 4, 2008

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• 3月の読書計画

  現在、未読の本は下記の４冊。『 ウェブ時代 5つの定理 』　梅田望夫『 日本マクドナルドの社長が送り続けた 101の言葉 』　原田泳幸『 小説 会計監査 』　細野康弘『 乳と卵 』　川上未映子電車での移動中や就寝前にチョコチョコっと読んでいます。今日は梅田さんの本を持って出かけます。

  March 3, 2008

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• 見事な作戦勝ち。

  『 食い逃げされてもバイトは雇うな なんて大間違い 』 … を読みました。会計的な視点から検証を重ねた上巻とは異なり、この下巻は “ ビジネスは会計的な行動と非会計的な行動はセットになっている ” という、極めて常識的な結論となっています。ですから、タイトルに意味することも 「 バイトを雇うなは机の上での正解でしかなく、安定を重視する非会計の視点からは食い逃げされないようにバイトを雇うが正解である 」 という、誰もが納得できる回答となったわけです。（ まっ、バイトは食い逃げを防止する為だけに雇うわけではないので、この論議はそもそもムリがあるんですけど … ね ）まあ、落ち着くところに落ち着いた … というのが、私の感想ですが、上巻を読んでトキメいた読者には、やや不満の残る結末なのかなぁ～とも思えたりします。ただ、この上巻と下巻に分けて出版した戦略は抜群であることは間違いないでしょう。まさに、『 さおだけ屋３部作 』 は山田真哉氏の作戦勝ちと言えますね。

  February 19, 2008

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• 牛丼一杯の儲けは９円

  幻冬舎新書の新刊 『 牛丼一杯の儲けは９円 』 を買って、パラパラっと読みました。内容はマズマズでしたが、それほど目新しい部分はなく、正直言って“タイトル負けしているなぁ～”と思えました。最近、感じるのですが、とにかく“タイトルの面白さだけで売ろう”とする本がやたら増えてきています。確かに本のタイトルは大事です。でも、そればかりに頼ったマーケッティングはやはり邪道です。今は「会計本バブル」みたいですが、これから先は、タイトルだけではなく中身でも勝負できる“本格派”が求められると思います。…というか、そうでないと、「会計本ブーム」は単なる一過性のモノで終わってしまう可能性が高い気がするのです。

  February 11, 2008

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• 必ず売れる勝間本の秘密

  週刊ダイヤモンドで「必ず売れる勝間本の秘密」という特集が組まれていました。私は、勝間和代さんの本は何冊か買っているので、「頭のいい人だなぁ～」とは思っていましたが、“マーケッティング第一主義”のような出版戦略が嫌いでした。…なので、この特集も醒めた感じで見ていました。ところが、読み進めていくうちに「勝間さんの本代が1ヶ月で15万円」ということが分かると、気持ちがコロっと変わり、思わず親近感が沸いてきました。「最大の情報源はやはり本。本ほど安くて中身が詰まっているコンテンツはない。テレビを見るなら本を読んで欲しい」という勝間さんの意見には大いに同感できますね。

  February 9, 2008

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• クローズからオープンへ

  アートディレクターの佐藤可士和さんの考える2008年のキーワードは 『 ＯＰＥＮ 』 です。これは、企業も商品も人間もオープンにすることで、ビジネスの可能性も広がる…ということを意味しています。著作 『 佐藤可士和の調整理術 』 に対して 「 こんなに手の内を明かしてもいいのか？ 」 という声も多々あったそうですが、佐藤さんは 「 自分の考え方をみんなでカスタマイズしてくれれば良い 」 というオープンなマインドが根底に持っていたので、全く気にならなかったそうです。2007年は 『 クローズ 』 の年でした。食品の偽装を初め、政治や大相撲など内輪の論理で動くと閉じたシステムに根ざした問題が噴出したことを考えると、この『 ＯＰＥＮ 』というキーワードが時代を切り開いていくかもしれませんね。（ 参考資料：2008年1月7日 日経ＭＪ ）

  February 7, 2008

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• あらたにす

  １月３１日の日本経済新聞に、新しいニュース比較サイト 『 あらたにす 』 のＰＲ企画として、朝日・読売・日経の論説トップの対談が載っていました。そこでの話題の一つが、元旦の社説でした。朝日は 「 政治がシッカリしなくてはならない年だからこそ、総選挙をして新たな秩序に向けて戦うべき 」 と主張するのに対して、読売は 「 かえって事態がコジれるので、解散・総選挙を急ぐ必要はない 」 と反論するなど、なかなか面白い対談になっていました。こうやって、各新聞の論説委員が意見を交わすことで、個性を明確にできるのは良いことかな？と私は思いましたね。

  February 3, 2008

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• 夢実現 ～ 黒人演歌歌手

  先月、高校時代の同級生 （ 某レコード会社勤務 ） と呑んだ時、 「 どんなミュージシャンを担当しているの？ 」 と尋ねると、 「 去年はリア・ディゾンンで、今は黒人の演歌歌手 」 という答が返ってきました。その場にいた友人一同 「 えっ？黒人の演歌歌手？ 」 と驚きました。そんな話もすっかりと忘れかけていた昨日、スポーツ新聞を開くと 『 おばあちゃんの母国で実現、黒人演歌歌手！！ 』 『 大和魂受け継ぐ米出身ジェロ 』 という見出しが踊っていました。思わず、 「 やったね！Ｎくん 」 と感激しました。高校の同級生の仕事ぶりが、こうやってマスコミで紹介されるのは本当に嬉しいし、励みになります。自分も負けないように頑張らないと…！

  February 2, 2008

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• 弁護士ランキング

  昨年12月19日の日経に 『 2007年に活躍した弁護士ランキング 』 という記事がありました企業法務部門の１位の 岩倉正和氏 は、税務にも詳しく、ブルドックソースの買収防衛作を発案したり、ＪＲ東日本の駅ナカビジネス増税額を大幅に抑えました。２位の 石綿学氏 は日興側で米シティと交渉し、初の三角合併を成功させました。そして、３位の 葉玉匡美氏 はブログを通じた法務相談が企業担当者の評判を呼びました。なるほど…ね。これが正しいか？は分かりませんが、それなりの説得力を感じるランキングになっています。個人的には、３位の 葉玉匡美弁護士 のブログ （ 会社法であそぼ。 ） に親しみを感じています。さて… 近い将来、公認会計士・税理士ランキングというモノが、大体的に発表される時代がやってくるのでしょうか？ （ あまり見たくはありませんが… ）

  January 26, 2008

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• 二分化と言うけれど？

  雑誌 『 アソシエ 』 の2008.1.15号で、明治大学の斎藤孝先生は、最近の学生について 「 二分化が進んでると感じますが、この二分化は気が強いとか弱いといった性格の問題ではありません。気が弱くても新しいことを何度でも訴える学生はいるのです 」 と語っていました。この指摘は、学生だけではなく、社会人そして士業にも当てはまると思います。社交的でなくとも前に向かっている人は進歩できるし、社交的でも時間をただ無駄に使っている人は知らないうちに遅れを取ってしまいます。与えられた同じチャンスをどう活かすか？ … それは、 “ 呑み会に数多く出席すること ” ではないようと思います。

  January 20, 2008

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