木村 剛 氏 かく語る
金融検査マニュアル生みの親であり日本振興銀行の会長である木村 剛 氏の講演を聞きました。1時間の講演でしたが、メディアのイメージとは違ってスマートな感じな人だったのに驚きました。木村氏は、銀行経営者の立場から『“経営者の財務・経営の知識を補うプロ”“経営者の気持ちと銀行の都合の両方が分かるプロ”としての税理士を求めている』という話をされ、そして『税理士の力で、銀行に門前払いされている企業を救うこと、ノンバンクで融資を受けている企業を金利の低い銀行に向かわせることをお願いしたい』と訴えていました。また『アメリカの資本主義はやりすぎ、日本の資本主義は甘すぎ…その中間に答があるのでは?』という主張には、「うん、そうだ!」と思わず膝を叩いてしまいました。質疑応答で郵政民営化を聞こうと思っていましたが、手を出しそびれて、質問できなかったのが悔しかったです。