第18節 ヴァンフォーレ甲府-徳島ヴォルティス
3-1で勝利!と、これだけだと「快勝」みたいだけど、実際はかなり苦しい試合でした小瀬で一度。スカパー!でも二度ほど見直したんだけど…途中までの出来はあまりにも酷い富山戦どころか、それより酷かったような…あのときは「良い時間帯」というのが前半の僅かな時間でもあったんだけど、この日の前半にはそれはまったくナシ福岡戦の出来の再現を期待して(?)千葉からきていたひとなどは、途中までは「小瀬に来なければよかった」と思っていたそうですうん。気持ちはわかるなんか、今の甲府って、サポーターの観戦が「重圧」になってしまうこともあるみたいですねサポーターの重圧が少なかった福岡ではあれほど生き生きとプレイしていたのに、ホームで9,000人以上の声援を受けた昨日は…で、そんな「イヤな雰囲気」を吹き飛ばしたのが途中出場の19歳ふたり輪湖と井澤観客の声援がとか、今の雰囲気がとか…そういうのはまったく関係なく、とにかく出場して結果を残したいおそらく、そんなふうに考えていた若手には、プレッシャーなんてものは関係なかったようですむしろ、井澤は福岡戦の前半のほうが動きが硬かったような…経験や体格がものをいう「競り合い」ではかなり負けることもあったけど、前に行くという気持ちでは負けていませんでした若手ふたりに「教えられた」ベテラン達も奮起したのか、井澤投入の直後にまず藤田社長のフリーキックで得点三分後には、サイドバックの杉山が絡んだプレイから得たコーナーキックに松橋が飛び込みオウンゴールで得点その後も、「何故か」サイドバックの杉山や輪湖が前線でチャンスを作り続け…後半38分には、その輪湖が左サイドを駆け上がり、中央のキムシンヨンにそれを、キムシンヨンが冷静に井澤に落として、それをまたフリーの井澤が冷静にシュート途中出場の若手ふたりが絡んだ3点目で勝負を決めました試合ごとに波があるチームなんだけど…試合の中でも波が大きすぎまぁ、後味としては、前半によくて後半グダグダよりは、この試合みたいに後半巻き返しの方がいいんですけどねここで、ちょっと秋本についてまず、選手紹介の時点でブーイングしてた馬鹿がSSにいたんだけど、これに対しては周りも不愉快だったみたいで、何人もの視線を集めていましたせめてプレイ見てからにしろよ。汚いヤジもで、そんなに秋本って悪いのかなっていうのが、都合3回もこの試合をみた理由です結論から言うと… この試合に限っては、得点の場面が彼の交代の直後だったということさらに、解説の塚田さんがいうには「日が陰ってきて選手の動きが良く」なった時間帯が、ちょうど彼の交代の直前だったということそれによって、前半、全体がチグハグだった原因を押しつけられて「戦犯」にされてしまったような気も確かに、林や藤田が同じポジションに入った時みたいに、視野のがひろくボールを上手に捌いたり、余裕をもってキープをしたり… そういうところだけ見ると、秋本はふたりには劣るのかもしれないけど、全体をみれば必ずしも「マイナス」になっているのかどうかはわからないです林や藤田も、他の選手ももちろんミスはするんだけど、最近、秋本のミスに対して、『先入観』があって厳しくなってしまっている部分もあるのかな、と思いました監督の言葉にもあったけど、ミスを責められることによって萎縮してしまい、彼のよいところも発揮できていないのだとしたら…悪循環にはまってしまっているような気もしましたライターの松尾さんも書いていましたが、10,000人の観客から「落胆のため息」を送られる気持ちはちょっと想像できません