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カテゴリ:出張
『出張とか言ってるけど、ひなは、ろくに仕事してないんじゃないか?』
そんな疑惑が囁かれはじめた今日この頃、疑いを払拭すべく、アリバイをお見せしたいと思います。 ワインの説明で 『樽熟で○ヶ月』 『ステンレスタンクで発酵』 『石灰岩土壌が云々』 と、言われたって、正直なところ、漠然としか分からないですよね。 そんな訳で、本日は、そんな現場を、画像と共に、レポートしちゃいます! LESSONわ~ん!樽編 樽が使用されるのは、『発酵と熟成』もしくは『熟成』のどちらかのパターン。サイズは、225リットルが現在一般的のようですが、地域性、生産者の考えなど、色々あるようです。 写真は、左が225リットル、右が、その半分。 『半分?』 と、驚かれた貴方、通ですね。はい、あまり見ません。 これは、ドメーヌ・フーリエの樽ですが、細部にまで丁寧な仕事ぶりを見せるフーリエらしく、生産量に応じて、225リットルでは大きすぎる量のワインが出たワインを、試験的にこの小さな樽に仕込み、仕上がりがどう違うのかを見ているとのこと。 『小さくなると、その分ワインの空気接触面が大きくなるから、通常と割合を同じにするために、樽の表面半分にパラフィン(=蝋)を縫っているんだ。』 との事。深いです… そうそう、ここで面白い経験をさせて頂きました。蔵で行う樽からの試飲の際、クロ・サンジャック2007の仕込み17樽中、3樽が新樽でした。 まず、最初に試飲させて頂いたのは、3年使用樽で熟成中のクロサンジャック。 しっかりしたストラクチャーを持つ、美しいワインで、そのブドウの味わいが、よく伺い知れました。 『ちょっと待って。そのワイン、残しておいて。』 まだワインが残ったグラスに、彼が注いでくれたのが、新樽熟成中の、クロサンジャック2007。 一気にその味わいは、樽のニュアンスがしっかり感じるものに!! 『樽も勿論だし、厳密に言えば、樽の積んでいる位置で、温度なども変わるから、ひとつひとつ、異なるんだ。』 最終的に、ここで時間を重ねた17樽をブレンドし、それぞれの味わいを調和させ、フーリエの、クロ・サンジャック2007としてリリースされる事になるのです。 いかに樽を使うか、生産者のスタイルに、大きな影響を及ぼす事を、今一度実感しました。 樽を黒板代わりに、ミニ講義中のフーリエ先生♪ この方、かなり知性的です。弟子入りしたい… あ、本気で語りすぎたかしら。ホホホッ。 私が、(ちょっとは)真面目に仕事して来た事、お分かり頂けましたか。 今日はLESSONわ~ん!で、疲れちゃったので、これで終わります。 LESSONツー!があるかは未定です。あしからず♪ ひな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.05 11:36:47
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