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Good Wine,Good Life.

Good Wine,Good Life.

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2008.07.02
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カテゴリ:出張
『出張とか言ってるけど、ひなは、ろくに仕事してないんじゃないか?』

そんな疑惑が囁かれはじめた今日この頃、疑いを払拭すべく、アリバイをお見せしたいと思います。

ワインの説明で

『樽熟で○ヶ月』

『ステンレスタンクで発酵』

『石灰岩土壌が云々』

と、言われたって、正直なところ、漠然としか分からないですよね。

そんな訳で、本日は、そんな現場を、画像と共に、レポートしちゃいます!

LESSONわ~ん!樽編
20080701タカムラ 樽
樽が使用されるのは、『発酵と熟成』もしくは『熟成』のどちらかのパターン。サイズは、225リットルが現在一般的のようですが、地域性、生産者の考えなど、色々あるようです。

写真は、左が225リットル、右が、その半分。

『半分?』

と、驚かれた貴方、通ですね。はい、あまり見ません。

これは、ドメーヌ・フーリエの樽ですが、細部にまで丁寧な仕事ぶりを見せるフーリエらしく、生産量に応じて、225リットルでは大きすぎる量のワインが出たワインを、試験的にこの小さな樽に仕込み、仕上がりがどう違うのかを見ているとのこと。

『小さくなると、その分ワインの空気接触面が大きくなるから、通常と割合を同じにするために、樽の表面半分にパラフィン(=蝋)を縫っているんだ。』

との事。深いです…

そうそう、ここで面白い経験をさせて頂きました。蔵で行う樽からの試飲の際、クロ・サンジャック2007の仕込み17樽中、3樽が新樽でした。

まず、最初に試飲させて頂いたのは、3年使用樽で熟成中のクロサンジャック。

しっかりしたストラクチャーを持つ、美しいワインで、そのブドウの味わいが、よく伺い知れました。

『ちょっと待って。そのワイン、残しておいて。』

まだワインが残ったグラスに、彼が注いでくれたのが、新樽熟成中の、クロサンジャック2007。

一気にその味わいは、樽のニュアンスがしっかり感じるものに!!

『樽も勿論だし、厳密に言えば、樽の積んでいる位置で、温度なども変わるから、ひとつひとつ、異なるんだ。』

最終的に、ここで時間を重ねた17樽をブレンドし、それぞれの味わいを調和させ、フーリエの、クロ・サンジャック2007としてリリースされる事になるのです。

いかに樽を使うか、生産者のスタイルに、大きな影響を及ぼす事を、今一度実感しました。

20080701タカムラ フーリエ
樽を黒板代わりに、ミニ講義中のフーリエ先生♪
この方、かなり知性的です。弟子入りしたい…

あ、本気で語りすぎたかしら。ホホホッ。

私が、(ちょっとは)真面目に仕事して来た事、お分かり頂けましたか。

今日はLESSONわ~ん!で、疲れちゃったので、これで終わります。

LESSONツー!があるかは未定です。あしからず♪

ひな





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最終更新日  2008.07.05 11:36:47
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