出張日記 ウルグアイ 3日目
午前中、コロニアの案件を見る。家畜業を営んでいるところで、雌(値段が高く売れる)と雄を分けて飼うことで、二つの違うビジネスモデルを作ったところに意義がある云々というセ説明を受ける。説明を農家のおじさんから受けている間に、それぞれ交互に席を立ち、男子の同僚は、トイレに行っていた。長いバスでの移動の合間なので、私も行っておこうと思って、行ったところ、「ん。」ドアが閉まらない。鍵もない。すぐそばで皆テーブルを囲んでおじさんの説明を受けている。さすがにここには入れない。。断念して席に戻る。。。サイト見学のときは、女性は大変だって聞いていたが、このことか、、と実感。ドライブインに着いたとき、私とオーストリア人同僚(女性は二人だけだった)は、ほんと、サイト実査は大変だわよね。と意気投合。そこで食事(バイキング)を取ったのだが、思わず、近く寄り添うように座って食べたのでした。また、ちょうど農家で受けたビジネスモデルの意義がいまいち理解に苦しむ。と言う点でも二人とも意気投合。雌牛はスペイン語でバッカというのだが、バッカプロジェクトにより女性間の連帯が深まったのでした。午後は、移民の子供達をサポートする保育所(スラム街防止策)を見学。追加でもう一件ワイン工場サイトを見学。ウルグアイの輸出産品としてワインに力を入れているため、地元の人の経営方針や輸出上の問題、技術支援をしていたためその発展状況など聞く。ちょうど私がペーパーワークベースでかかわった案件であったため、賞賛のコメントを場のプレッシャーから私が言うのを求められているのは痛いほど分かったので、限りなくポリティカルなコメントを考え、考え言う。隣で英語に同時通訳してくれていたメキシコ人同僚が、「今だ。行け。」とタイミングを教えてくれての発言。(会話はスペイン語だったため、私の理解は彼の同時通訳を待つため数秒遅れる。)なんとか切り盛りでき、ぐったり。。メキシコ人、ウルグアイ人の同僚からお褒めの言葉をかけてもらって少しは元気を繋いだ感じ。私は外交官ではないが、外交官の仕事ってこんな感じなのかなあ。。と思うと、大変な仕事かもなあ。とふと思ったくらい。。その後もサイト見学を繰り返しながら、モンテビデオ(首都)まで戻ってきた。移動にすごーく時間がかかり、ホテルに着いたのは、8時半頃。これまたダッシュでシャワーを浴び、ワシントンに仕事関係の電話をしもろもろのことでばたばたしているうちに、再集合の9時半。もってきた一番ちゃんとしたスーツを着て、財務大臣との夕食会。ポリティカルに相応しいコメントを言うように心がけつつ、、、長い夕食会が無事に終了。かなーり疲れきっていたが、同僚から目薬(抗生物質入り)を借りたいとお願いされていたことを部屋に戻ってから思い出す。最後の余力を振り絞って、連絡をして貸してあげる。日本語で書かれている説明書に最初は相当懸念を示していたが、無いよりまし、ということで、借りる決意をしたらしい。またラテン人は話好きなので、薬を渡してあげながら、しばし話し込む。一人になってようやく寝れたのが、深夜の3時。明日も8時起きかー。眠かったよー。