東京国際女子マラソンは19日、来年夏の世界選手権(大阪)の代表選考会を
兼ねて国立競技場を発着点とするコースで行われ、アテネ五輪代表の
土佐礼子(三井住友海上)が、2連覇を狙ったシドニー五輪の金メダリスト、
高橋尚子(ファイテン)との一騎打ちを制し、2時間26分15秒で初優勝した。
しかし、日本陸連が定めた世界陸上選手権の代表条件だった2時間26分は切れず、
代表決定は持ち越しとなった。
終盤に失速した高橋は2時間31分22秒で3位に終わった。高橋が日本人選手に
敗れたのは初マラソンの1997年の大阪国際以来、2度目。
▼高橋尚子の話 米国から(9日に)帰国してから左のふくらはぎの筋を痛めた。
30キロまでは余裕があったけど、脚がしびれてきて落ちてしまった。実力不足。
1回の失敗であきらめず、北京五輪まで挑戦したい。引退はない。
期待が大きかっただけに、終盤の失速にはわが目を疑った。
こんな高橋を一度も見た事が無いだけにショックは大きかった。
最後の方はジョギングのようなペースダウン。
引退もささやかれるが、ここで引退するわけには行かない。
次のマラソンに期待したいですね。