【特別公開】中山競馬倶楽部(昭和3年)の馬券
多摩の黒酢です。10万アクセス突破記念で、お宝公開しますとアナウンスしてましたが、2月じゅうには突破出来そうなので、少しずつ公開していくことに致しました。今回は第1弾です。 ※次回公開は無期(筆者都合)で公開します。約80年前の馬券です。(私の父も生まれる前の馬券です。)とても古い(骨董品)ので、きちんとスキャナして画像を保存しようとしております。 中山競馬倶楽部(昭和3年:1928年 秋季2日9レース)の馬券です。 JRAの前の「日本競馬会」が1937年に創立されるまで、11の社団法人・競馬倶楽部が日本にはありました。 その1つが現在の中山競馬場の元となる『中山競馬倶楽部』です。当時(昭和3年)は、『単勝馬券』のみの発売でした。1枚20円ですが、現在の貨幣価値に換算すると、3万円~3万5000円くらいです。現在は100円から馬券購入出来ますが、当時はお金持ちの社交だったと思われます。 [参考] 昭和3年の貨幣価値: 白米 10kg: 2円30銭 → 4000円(現在) 1470倍くらい 豆腐1丁: 5銭 → 100円(現在) 公務員の初任給: 70円 [参考] 第1回 日本ダービー(昭和7年): 1着賞金: 2万3500円 配当(単勝): 39円(20円あたり)当時は、春・秋の2回(各3日間)の開催でした。英語が馬券に入っていて、外国人も馬券購入していたようです。日本語(漢字)が右から左なのがノスタルジーです。 馬番は、パンチ穴になってます。また、細かな模様が施されており、当時の印刷技術の高さがうかがえます。 → 現在の馬券は芸術性というか、美しさが全く無くなってしまったように思います。<大きさ> 現在の馬券(平成21年) : 85mm(H)×53mm(V) 中山競馬倶楽部(昭和3年):140mm(H)×75mm(V)