防炎品の普及についてです。 web消防・救急出張所~こんにちわ。
以前着衣着火火災でお伝えしました「防炎品」ですが…FDMA(総務省消防庁)の消防の動き平成20年8月449号に「広報資料」として掲載されていますので、是非、ご覧下さいね!URL→http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2008/2008_28.pdf防炎品の普及について近年、住宅火災による死者数は増加傾向にあり、平成15年に17年ぶりに1,000人を超えて以来、5年連続して1,000人を超え、平成17年には1,220人を記録するなど最悪の事態となっています。また、その中でも高齢者の占める割合が高くなっています。このような状況の中、平成18年6月1日(既存住宅は市町村条例で定める日)から住宅用火災警報器の設置が義務付けとなり、住宅火災による死者数を低減するため住宅防火対策が強化されました。さらに、住宅火災による死者は、逃げ遅れや着衣着火によるものが多いことから、住宅用火災警報器の設置と併せ、防炎品の使用が効果的と考えられます。防炎品には、火災の際に着火物となりやすいパジャマ、シーツ、エプロン、カーテン、布製ブラインド、じゅうたん、枕や布団などがありますが、火災の初期のような小さな火源に対して、燃えにくくする処理が施されており、たばこやライターなどの小さな火に接しても容易に燃え上がらず、また、火源を離せば自然に消火する機能を有しています。防炎品を使用することにより、高齢者や病気・身体不自由の方の避難時間を確保し、着衣着火を低減する効果が期待できます。我が家から火災を出さない、家族を火災から守るためにも防炎品の使用に努めましょう。一定の防炎性能を有している製品には、「防炎」・「防炎製品」マークが貼付されているものがあるので購入する際の目安として下さい。