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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(神奈川編)
鎌倉の北西部にある山ノ内は、関東管領であった山内上杉氏が居館を構えていた場所でした。
(河越夜戦で北条氏康に大敗した後は、上杉家の家督を長尾景虎に譲っています) 山ノ内には寺院も数多くあり、建長寺を筆頭とする鎌倉五山のうち、3つが山ノ内にあります。 その1つである、鎌倉五山第4位の浄智寺を訪れてみました。 浄智寺山門 山号は金寶山といいます。 こちらは「鐘楼門」です。 (鐘楼門というのは聞いたことがありません) 門を入ったすぐの所に仏堂がある伽藍配置となっており、すぐ右手に「曇華殿」がありました。 本尊は阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来とのことです。 境内の奥には鎌倉特有の岩がむき出しとなった切岸があり、横穴の中に布袋様の像がありました。 鎌倉七福神の1つで、お腹をさするといいようです。 鎌倉幕府執権の北条時頼の三男である北条宗政が29歳で亡くなると、宗政夫人と息子である北条師時は、北条宗政の菩提を弔うために、開基となって1281年に浄智寺を建立しました。 創建当時は外門、山門、経堂、仏殿、方丈、庫裡などの七堂伽藍を備え、塔頭も11院に及んだそうです。 また夢窓疎石も浄智寺に住持したこともある名刹ですが、現在は伽藍がいくつか点在するだけで、同じ鎌倉五山の建長寺と比べるとあまりにも質素な感じがしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/14 02:58:25 PM
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