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テーマ:旧街道めぐり(188)
カテゴリ:旧街道めぐり
防府の地名は律令時代に周防国の国府が置かれたことに由来していますが、旧山陽道の宿場町は防府天満宮の門前町としても栄えており、宮市宿と呼ばれていました。
宮市宿に近づくにつれ、山陽特有の花崗岩の岩山が見えてきました。 宮市宿の中心部へ入る途中には、周防国一宮の玉祖神社があり、表参道の前を山陽道が通っています。 玉祖神社 祭神は三種の神器の1つ八尺瓊勾玉を造ったとされる玉祖命で、中国地方を治めた玉祖命が没した場所に創建されたそうです。 佐波川を渡って宮市宿の中心部へ入って来ると、旧山陽道は防府天満宮のすぐ前を通っていました。 防府天満宮 防府天満宮付近が宮市宿の中心部で、本陣も防府天満宮のお膝元にありました。 宮市兄部家本陣 修復工事中で中は見えませんでしたが、本陣の建物が残っているのは極めて貴重だと思います。 本陣付近の旧山陽道 また宮市宿は山陽道と萩往還の分岐点でもあり、防府天満宮の参道前が分岐点となっていました。 防府天満宮の前から続く旧山陽道を辿って行くと、周防国分寺跡を通って、毛利博物館(旧毛利邸)の前に出ました。 周防国分寺(2011年4月) 毛利博物館(旧毛利邸・毛利庭園)の門 防府市は山口市と周南市に挟まれてどっちつかずの感はありますが、下関・萩と同じくらい歴史的な見どころは多いように思います。 防府の由来である周防国国衙跡 周防国国衙の近くには、東大寺の大仏を模した多々良大仏殿があります。 周防国を奈良に見立てて東大寺別院辻福寺に建立されたもので、大仏は周防国国司の重源とされています。 宮市宿を過ぎると次は富海宿、防長の山陽道の中でも1,2を争う眺望だと思います。 関連の記事 防府天満宮→こちら 周防国分寺→こちら 毛利博物館(旧毛利邸・毛利庭園)→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/09/29 01:22:34 PM
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