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テーマ:旧街道めぐり(188)
カテゴリ:旧街道めぐり
佐々並市から夏木原を過ぎると、萩往還最大の難所と言われる板堂峠に差し掛かります。
12月に入ったばかりなのに、すでに雪が積もっていました。 峠の途中で長門と周防の国堺を越え、現在の行政区分でも萩市から山口市に入っていきましいた。 防長国境の碑 長門から周防に入ると積雪もなくなり、峠道を下った途中には六軒茶屋の跡がありました。 その名のとおり御茶屋のあった場所で、旧街道の坂道の両脇に石垣で囲まれた削平地が残っています。 萩方面から来た旅人は、板堂峠を越えて六軒茶屋で一息ついたことでしょう。 六軒茶屋を過ぎると、「一の坂四十二曲がり」と呼ばれる急な坂道に入っていきました。 所々に滑り止めの石畳が敷かれており、現在も石畳が残っていました。 萩往還天花口 萩方面からだとここが一の坂四十二曲がりの終点となり、防府方面からだと萩往還最大の難所への入り口となります。 天花口を過ぎると、瑠璃光寺の国宝五重塔の横を通って、山口市内へと入っていきました。 瑠璃光寺五重塔(国宝) 山口市内に入ると「上堅小路」となって、大内氏館跡のすぐ横を過ぎて行きました。 大内氏館跡 萩往還が整備された時はすでに江戸時代に入っており、栄華を誇った大内氏の館もすでに廃虚となっていたことでしょう。 それでも幕末になると政治の中心地は萩から山口へと移っており、倒幕に向けて維新の志士たちが萩往還を往来したことかと思います。 関連の記事 萩往還佐々並市→こちら 大内氏館跡(2011年4月)→こちら 瑠璃光寺(2011年4月)→こちら 常栄寺雪舟庭(2011年4月)→こちら 山口城(2011年6月)→こちら サビエル記念聖堂(2011年9月)→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/12/12 12:38:36 PM
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