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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(佐賀・長崎編)
長崎に来て最初に訪れた場所が大浦天主堂でした。
旧居留地の南山手、グラバー園へと続く坂の途中にあります。 幕末の1865年に完成、現存する日本で最古の教会で、国宝に指定されています。 日米修好通商条約を始めとする欧米五カ国との修好通商条約が締結されると、フランスとの条約に基づいて、フランス人の礼拝堂として現在の大浦天主堂が建設されました。 大浦天主堂の建物が現存しているのは驚きですが、もっと驚きなのは、大浦天主堂が完成した1ヶ月後に長崎のキリスト教徒(隠れキリシタン)がプティジャン神父を訪ねて来たことです。 約250年もの間、密かにキリスト教の信仰が守られていたことは、何代にも渡って信仰が受け継がれていたことになり、奇跡に近いかも知れません。 信仰を後世に伝える中で、幼少の子供などは、周りにキリシタンであることを話してしまったこともあったかと思います。 この「信徒発見」のニュースはローマ教皇まで伝わり、当時のローマ教皇ビウス9世は「東洋の奇跡」として感激したそうです。 フランシスコ=サビエルが日本にキリスト教を伝えて以来、長崎では途絶えることなく続いていたことになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/22 09:40:44 PM
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