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カテゴリ:自然観察
秋吉台・四国カルストと並んで、「日本三大カルスト台地」に数えられる平尾台のカルストは、北九州市の南部に広がっています。
「三大何とか」は三番目が物議となってなかなか決まらないものですが、平尾台は「三大カルスト」の三番目で当確だと思います。 (他にカルストが見当たらないのですが、あえて候補を挙げるならば、岡山の阿哲台でしょうか) 平尾台は四国カルストや秋吉台に比べるとはるかに小さなカルスト台地ですが、ピナクル(石灰岩柱)やドリーネがあったりして、カルストらしい地形になっていました。 「羊群原」と呼ばれる石灰岩柱群 探検部時代に平尾台の名前はよく見たり聞いたりしていたのですが、実際に訪れるのは今回が初めてです。 洞窟に関する事故報告書に平尾台の名前がよく出てくるので、「どんな場所なのだろう?」とは思っていました。 平尾台はアクセスもよく、カルスト台地の中を遊歩道で歩ける手軽さがあるのですが、その手軽さからうっかりドリーネを駆け下りたりすると大変なことになってしまいます。 (平尾台に限ったことではありませんが、竪穴の洞口があったりと) 「平尾台自然の郷」が公園として整備されており、カルストの間に市街地を望むことができました。 苅田・行橋と周防灘の方向 直方・田川の方向 アクセスの良さもさることながら、平尾台には千仏洞・目白洞・牡鹿洞など、観光洞として公開されている鍾乳洞がいくつかあり、規模の割に歩いて入れる鍾乳洞が多くあります。 観光洞からさらに奥があったり、観光洞となっていない洞窟もあったりして面白そうなのですが、いずれも入洞はしていません。 洞窟装備でないこともありますが、「洞内の二次生成物もあまりないかも」と思ったのが理由です。 もちろん洞内の二次生成物や見所は数多くあるとは思いますが、国内の鍾乳洞では、つい秋芳洞と比較してしまいます。 探検部時代にも数々の鍾乳洞に入りましたが、どうしてもリムストーンプールでは秋芳洞の「百枚皿」と比較してしまいますし、石筍や石柱では「黄金柱」と比較してしまいます。 (ホールやフローストーンも然り) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/22 09:36:47 PM
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