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テーマ:旧街道めぐり(188)
カテゴリ:旧街道めぐり
江戸時代になって箱根東坂の東海道が開設されるまで、箱根湯本から浅間山・鷹巣山を経由する「湯坂路」(鎌倉往還)が箱根の主要街道となっていました。
今回はその湯坂路をたどってみようと思いつつ、本来ならば箱根湯本から湯坂山の稜線沿いを行くところなのですが、箱根湯本からはさっくりと箱根登山鉄道を利用して、小涌谷をスタート地点としました。 明星ヶ岳から明神ヶ岳、金時山へと続く箱根外輪山東側の尾根 小涌谷をスタートしてから10分ほどで、まずは「千条の滝」に来ました。 蛇骨川上流部にある滝で、落差は3mと小さいものの、幅20mに渡って白い糸のように流れる水筋から、「千条の滝」の名前があります。 千条の滝から先は登山道となって、浅間山への登りが続いて行きました。 旧街道の名残でしょうか、石畳が残っていました。 植林帯ではなく、原生林の樹林帯の中を行くのも箱根らしくていいところです。 浅間山や鷹巣山など、箱根カルデラの南東側にある新期外輪山は、他の古期外輪山に比べると標高もさほど高くありません。 千条の滝から20分も経たないうちに宮ノ下からのルートと合流し、稜線にとりつきました。 昼でも薄暗い樹林帯が途切れると、緑が眩しい防火帯の中に飛び出し、浅間(せんげん)山の山頂に到着しました。 浅間山山頂(標高802m) 浅間山から見た駒ヶ岳 浅間山を後にすると、沿道に咲くヤマアジサイやアジサイを見ながら、鷹巣山へ続く湯坂路を辿って行きました。 懐かしいハコネササの並木を見ると、箱根に来たことを実感します。 石畳の残る鷹巣山への湯坂路(鎌倉往還) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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