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テーマ:旧街道めぐり(188)
カテゴリ:旧街道めぐり
江戸時代に開通した東海道以前の鎌倉往還、湯坂路を越えて浅間山から鷹巣山へと来ました。
鷹巣山山頂 1590年の豊臣秀吉による小田原攻めでは、小田原北条氏が箱根付近の街道筋に築城しており、鷹巣城もその1つだとされています。 足柄古道を西からを抑える足柄城や、箱根西坂を抑える山中城のように、湯坂路にも城跡があってもおかしくはないのですが、果たしてどうなのでしょうか。 築城の目的からすると、西側に何らかの遺構があるはずで、山道の周囲を気にしながら、ここは注意深く歩いていました。 城郭として見るならば、土塁と言えなくもありません。 登山道脇の削平地も、同じく曲輪跡と言えなくもありませんが、縄張り的には不自然な気がします。 私の結論として、ここに城はなかったということになりますが、位置的には砦のようなものがあったかも知れません。 城跡を注意深く見ていると、登山道脇からまさかの「スイーーー」という鳴き声が聞こえてきました。 いつも秋になると「声はすれども姿が見えず」の印象だったのですが、このウマオイは真夏に出てきて、慌てんぼうなのかも知れません。 夏の長雨のアジサイが今頃咲いているかと思えば、もう秋の夜長のウマオイもいたりして、何とも季節感のない湯坂路です。 それでも低山ながら箱根外輪山ファミリーの一員、明神ヶ岳がお姉さんで金時山がお兄さんならば、浅間山や鷹巣山は末っ子たちになるでしょうか。 その末っ子たちにも「箱根らしさ」が随所にあって、「山登り」というより「山旅」を楽しんでいました。 そんな湯坂路とも途中で分岐して、今度は江戸時代の旧東海道、箱根東坂の畑宿の方へ下りて行きました。 その途中にあるのが「飛竜の滝」、聞けばこの夏の小田急ロマンスカーのCMに出てくるそうです。 「これ、ロマンスカーのCMにあった」と言われても、見たことがないのでわかりませんでした。 小田急ロマンスカーのCM→こちら 初めて見たのですが、とても素敵なCMです。 「箱根に行きたいな~、でもついこの前ここに行ったばかりだな~」みたいな感じです。 そのロマンスカーのCMにも出てくる山道を下って行くと、旧東海道の箱根宿である畑宿に来ました。 ここから箱根の坂を下って箱根湯本に戻って行くか、それとも箱根の坂を登って元箱根に行くか、ここが思案のしどころです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/22 09:17:59 PM
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