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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:名所江戸百景
三連休の真ん中の日、JR山手線を浜松町駅で降りてみました・
閑散としたコンコースの寿司屋で軽くつまんで一杯呑んだ後、コンコースから芝離宮を眼下に見つつ、足を向けたのは芝浦方面でした。 現在はウォーターフロントエリアとしてオフィスビルが立ち並ぶこのエリアも、江戸時代は静かな漁師町だったようです。 かつての東海道、現在の第一京浜(国道15号線)をしばらく行くと、渋谷川を源流とする古川に架かる金杉橋に行き当たりました。 品川宿付近の旧東海道は東京湾の海岸線沿いをを通っており、当時の金杉橋も海岸線に近かったことがわかります。 幕末の絵地図 金杉の地名の由来については諸説あって、金色の杉のような大木が沖合から夜の目印になったとか、金洲崎が金杉になったとか言われています。 いずれにいても海岸にまつわるもので、海に近かったことがうかがえます。 歌川広重「名所江戸百景 金杉橋芝浦」 かつての金崎橋の上流、将監橋との間の河岸には、時代劇などにも登場する金杉河岸がありました。 現在の金杉河岸 古川の上を首都高の環状線が通っています。 金杉橋の下流部は湊町と呼ばれ、幕府御坊主の拝領屋敷が並んでいたようです。 金杉橋から古川沿いを海に向かって歩いて行くと、100mほど行ったところにかつての海岸線の名残がありました。 現在は東海道本線・山手線・京浜東北線・東海道新幹線と、その上を東京モノレールが通っていますが、明治になって鉄道が開通した時、線路は海の上の築堤を通っていました。 この低いガードにも、かつての海岸線の名残を感じます。 現在の海岸線はずっと先にあり、首都高の浜崎橋JCTで古川が海に続いていました。 すぐ目の前は東京湾です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/01/13 03:35:31 PM
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