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テーマ:城跡めぐり(1258)
カテゴリ:城跡と史跡(静岡編)
朝から好天に恵まれたこの日、「久々に城めぐりでもしよう」と、出かけて行ったのが駿府城です。
これまで何度か駿府城に来たことがあり、駿府城に限らず東海道府中宿や静岡浅間神社などなど、何かと勝手知ったる静岡駅北口です。 まずは三の丸大手口のある静岡県庁の方へと歩いて行きました。 三の丸大手口 大手口は縄張りのセオリー通りに右折れとなっており、かつては櫓門が建っていたかと思われます。 石垣と枡形の跡が残っています。 駿府城は三重の水堀で囲まれた「輪郭式」の縄張で、内側から順番に本丸・二の丸・三の丸と曲輪が広がっています。 当時の縄張り図 グーグルアースの画像 輪郭式の縄張りがよく残っています。 三の丸大手口付近では、三の丸の外堀が残っています。 かつては三の丸大手門から100mほど先を東海道が通っており、大手門前には駿河奉行所が置かれていました。 三の丸の内側、二の丸を囲む中堀は完全に残っており、現在は駿府公園(二の丸)に入るための橋が架かっています。 橋から見た中堀 実際の二の丸虎口は約70mほど先にあったようですが、後に取り壊されたそうです。 (もちろんですが、三の丸大手口から二の丸大手口へ直進できない縄張りとなっています) 二の丸周囲の中堀南側に沿って西側に回ると、南西の隅に隅櫓が復元されていました。 坤櫓(復元) 前回k訪れた時はなかったように思うのですが、平成26年に完成したそうです。 二の丸西側の中堀 二の丸の西側にも虎口があり、「清水御門」と呼ばれていたようです。 清水御門跡 かつては枡形と渡櫓があったそうです。 二の丸の中堀に沿ってさらに進み、北側に回ってみました。 中堀とは言え、輪郭式曲輪の一辺が300mくらいあるので、この暑さの中で周囲を回るのも一苦労です。 その二の丸北側にも虎口があり、「北御門」と名付けられています。 北御門も枡形虎口になっていたようで、枡形の先にはさらに「馬場先御門」があったようです。 最後は二の丸の東側ですが、南東の隅には「巽櫓」の隅櫓が復元されています。 巽櫓 塗籠の白い櫓に徳川家の威信を感じますが、石垣は新しく積まれたようで、櫓の先は当時の打込み接ぎになっていました。 巽櫓からも塗籠の白い建物が続いており、続く東門も復元されています。 高麗門形式の表門(復元) 枡形内部には狭間や雁木が復元され、渡櫓も復元されていました。 狭間と雁木 渡櫓 さすがは天下普請の城郭とあって、この一帯だけは江戸城の門に匹敵するような重厚さがあります。 堂々たる東門をくぐると、いよいよ二の丸から本丸へと入って行きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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