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テーマ:城跡めぐり(1254)
カテゴリ:城跡と史跡(新潟・富山・石川・福井編)
金沢城にある門のうち、三の丸虎口の河北門、二の丸虎口の橋爪門、そして三の丸搦手の石川門が「三御門」と呼ばれています。
河北門や橋爪門が現代になって外観復元されてたのに対し、石川門は金沢城でも数少ない現存遺構です。 石川門の表門(現存、国指定重要文化財) 搦手門の外側にある門を表門と呼んでいいのかどうか。 それにしても唐破風を備えた櫓を見るのは初めてで、とても違和感があります。 石川門は桝形門となっているのですが、その桝形の石積みが非常に興味深くなっています。 左側は古い技術の打込接ぎで、右側は新しい技術の切込接ぎになっています。 違う時代にそれぞれ積んだとも考えにくいのですが、同じ時期にわざわざ積み方を変えたのでしょうか。 城外側から見た石川門の櫓門(現存、国指定重要文化財) 櫓門(城内から見たところ) かつて石川門の先には「百間堀」と呼ばれる堀があったようです。 百間堀跡 そして百間堀を渡った先にあるのが、兼六園です。 今回は他に行きたい場所があったので、兼六園はパスしました。 現在に残る金沢城の前身は、加賀一向一揆を支配した金沢御堂で、1546年にここに置かれました。 1580年に佐久間盛政が加賀を支配して金沢城の造営を始め、1583年に前田利家によって近世城郭へと整備されました。 その後の金沢城は何度も火災に遭っていますが、本丸の三十間長屋、鶴丸倉庫と三の丸の石川門が現存しています。 日本城郭協会「日本100名城」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/08/22 01:31:12 AM
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