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テーマ:城跡めぐり(1254)
カテゴリ:城跡と史跡(北海道編)
根室半島の先端、納沙布岬の近くに「温根元」の地名があり、「大きな湾」を意味するアイヌ語、「ヲンネモト」に由来しています。
温根元漁港に続く海岸沿いにあるのが、根室半島チャシ群の1つ「ヲンネモトチャシ」です。 原生植物群の中、細い道が海岸へと続いていました。 群生の向こうに案内碑みたいなのが見えています。 案内碑のある辺りに行ってみると、土塁のような跡がありました。 見えている防波堤が温根元漁港で、その先には納沙布岬のオーロラタワーも見えています。 オホーツク海の水平線上に歯舞諸島が見えることもあるそうです。 アイヌの砦であったチャシは、千島列島・樺太・東北地方の一部に見られ、16世紀~18世紀に造営されたことが確実視されています。 祭祀に利用されることも多く、部族同士の談合や漁業の見張りなどにも利用され、単に軍事施設としての機能だけではなかったようです。 チャシは北海道に500ヵ所あり、中でも根室市の32ヵ所は保存状態もよく、密集しています。 現地の案内板より 日本城郭協会「日本100名城」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/09/16 03:08:33 PM
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