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テーマ:城跡めぐり(1254)
カテゴリ:城跡と史跡(沖縄編)
ユネスコ世界遺産(文化遺産)、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」巡りも、残すところ中城城のみとなりました。
この世界遺産碑を見るのは2回目で、実は約10年前に中城城を訪れたことがありました。 当時は登城道も整備されていなかったのですが、今回は登城道までの道が整備されている上、正門近くまでカートで運んでもらいました。 中城城の正門 当時は櫓門が建っていたと思われます。 正門の手前にはガマ(洞口)があり、「カンジャーガマ」の名前がありました。 カンジャーガマ 鍛冶場の意味があるようです。 中城城は不思議な縄張になっており、正門に近い方から一の郭・二の郭・三の郭の名前があり、南の郭・西の郭・北の郭が周囲に配されています。 正門を大手門とみるならば、一の郭(本丸)が不思議な位置にあります。 正門を通ると、まずは西の郭がありました。 西の郭 見えているのは一の郭の城壁で、いきなり本丸です。 それでもすんなりと一の郭にたどり着くことは出来ず、西の郭からさらに南の郭を経由する順路となっていました。 南の郭の虎口 中城城には8か所の拝所があり、中でも南の郭には拝所が3か所あります。 小城ノ御イベ(久高遥拝所)と御富蔵火神(首里遥拝所) 雨乞イノ御嶽 南の郭から一の郭の間の城壁には、グスク特有のアーチ型の門が置かれています。 一の郭の門 一の郭の内部 一の郭はまさに本丸として機能していたようで、按司が政務を行う正殿が建っていたようです。 一の郭の正殿跡 一の郭にある拝所 「中森ノ御イベ」 一の郭では、一部城壁に上がることができました。 一の郭の城壁 グスク特有の曲線に城壁には、内側に武者走りが設けられていました。 一の郭は中城城の中でも最も高い場所にあり、城壁からは中城湾がよく見渡せました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/01/10 03:17:59 PM
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