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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(神奈川編)
相模国には一之宮が二社あって、一社は鎌倉の鶴岡八幡宮、そしてもう一社が寒川神社です。
歴史で言えば寒川神社の方が古く、「延喜式」でも「名神大社」と定められていることから、鶴岡八幡宮より寒川神社の格式の方が高いのかも知れません。 一の鳥居と表参道入口 一の鳥居からは並木道の参道が約1kmにわたって続いており、途中には二の鳥居が建っていました。 二の鳥居 最後の三の鳥居は、神池橋(太鼓橋)を渡ったところにあります。 神池橋と三の鳥居 現在の神池橋は平成23年に改築されたもので、公募により名称も「太鼓橋」から「神池橋」に改められたそうです。 三の鳥居から続く砂利の参道沿いには、寛政8年(1796年)当時の一の鳥居の柱が置かれていました。 一の鳥居は、高さが一丈一尺(約33m)あったそうですが、安政の江戸大地震と関東大震災により倒壊してしまったそうです。 拝殿の前には門が2ヵ所あり、南門と神門がありました。 南門 昭和4年(1929年)の竣工で、元々はこちらが正門の神門でした。 神門 平成5年に建てられた門です。 寒川神社の祭神は寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の「寒川大明神」です。 拝殿 江戸の南西(坤)の「裏鬼門」に鎮座しており、寒川神社の拝殿は南西を向いています。 参道脇に建つ「寒川神社太鼓橋記」によると、寒川神社の創建は古記により神亀4年(727年)とも神護元年(765年)とも言われています。 「重修寒川神社太鼓橋記」の碑 関八州の守護神として崇敬され、唯一の八方除けの守護神として信仰されてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/06 12:11:00 PM
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