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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(神奈川編)
「鎌倉アルプス」天園ハイキングコースの終点、鎌倉市二階堂にあるのが永福寺跡で、鎌倉町青年会による史跡碑が建っています。
鎌倉ではおなじみの鎌倉町青年会による史跡案内碑。 建立されたのは、実に大正9年です。 天園(六国峠)には何度も訪れているため、その度に永福寺跡の前を通っていたのですが、草の生い茂る原っぱだったので、足を止めて訪れることはありませんでした。 今回の天園からの帰り道では少し様子が違っていたので、立ち寄ってみることにしました。 建物の礎石跡など、伽藍が復元整備されています。 永福寺は源頼朝によって建てられた寺院です。 初めて知って驚いたのですが、源義経や藤原泰衡など奥州合戦の戦没者の慰霊のために建てられたそうです。 現地にある永福寺伽藍図 永福寺の伽藍は奥州平泉の中尊寺にある二階大堂大長寿院を模して造られたそうです。 (中尊寺を訪れた時、金色堂と松尾芭蕉の「奥のほそみち」ばかりが気になって、二階大堂大長寿院は全くスルーしていました) 伽藍の中央にある二階堂跡 永福寺に限ったことではありませんが、建造物などの遺構は全く残っていなくても、地名がその歴史を物語っていることはよくあることです。 (戦国時代の城跡を探している時は、地元に伝わる「城山」や「館山」などの地名を手掛かりにしたこともありました) 現在も住居表示となっている「鎌倉市二階堂」の地名も、この永福寺の二階堂に由来しているそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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