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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(神奈川編)
鎌倉幕府の成立時期については、「イイクニつくろう」(1192年)と覚えましたが、最近では「イイハコつくろう」(1185年)となっているようです。
守護・地頭を置いて、武士による土地支配が確立された1185年を実質的な成立とするならば、源頼朝が武士の頂点である征夷大将軍に任ぜられた1192年は、名実ともに成立したとも言えるでしょうか。 そもそも「鎌倉幕府はいつできたのですか?」と、当の源頼朝に聞いてみても、「幕府って何?」と聞き返されるだけかも知れません。 (「幕府」の呼び名は後世になってできたもので、源頼朝の時代には「幕府」という呼び名はありませんでした) 「幕府」は征夷大将軍の居館や政庁を表す言葉であるため、「鎌倉幕府はどこにあったのか?」となると、源頼朝の居館および政庁のあった大倉御所がその場所になるかと思います。 現在は小学校の敷地となっている交差点の角には、「大蔵幕府舊蹟」の碑が建っていました。 1180年に源頼朝の居館が建設され、侍所などの政治機能もここにありました。 鎌倉ではおなじみの鎌倉町青年会による史跡案内碑 大倉御所の北側には源頼朝によって持仏堂が建てられ、源頼朝の没後は法華堂として頼朝の墓所となっていました。 中央の階段を登ったところに源頼朝の墓所があり、左手には明治になって建立された白旗神社があります。 白旗神社 祭神は源頼朝です。 白旗神社境内に建つ「法華堂跡」の史跡案内碑 源頼朝墓所 源頼朝の没年は1199年で、数え年で53歳でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/26 03:26:29 PM
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