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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(北海道編)
今回の北海道では、銀行時代の入行同期とずっと一緒でした。
二人とも銀行を辞めて久しいものの、何となく足はかつての金融街、「北のウォール街」に向いていました。 元バンカー同士が金融街に行くと、会話も少し違ってきます。 旧日本銀行小樽支店 「こんなすぐ近くに日銀の支店があったら、嫌やったやろな~」 「せやな~、何かあったらすぐに呼び出されそうやもんな~」 などと。 旧日銀の小樽支店は金融資料館となっていて、一億円の札束を持ち上げることができます。 お互い一億円の札束は新人時代に扱ったことがあって、「こんなもんやったっけな~?」と、特別な感慨はありませんでした。 (ジェラルミンの箱に入った一億円はかなり重いですが) 北のウォール街で現在も営業している銀行はなく、クラシックな建物と「旧〇〇銀行小樽支店」の名前がノスタルジーを感じさせます。 旧北海道拓殖銀行小樽支店 拓銀が経営破綻した時、まだ若手のバンカーでした。 経営破綻当時、私が住んでいた独身寮の隣には拓銀さんの社宅があって、そこの子供たちからは無邪気な笑い声が聞こえてきたりして、本当に辛かったです。 旧第一銀行小樽支店 旧第一銀行→旧第一勧業銀行→現みずほ銀行 そして我々が目指した先はこちらです。 旧三井銀行小樽支店 自分たちが入行した時は、「さくら銀行小樽支店」でした。 現在も中に入ることができますが、有料なので遠目に店内を眺めていました。 「あれが金庫やな~」とか、石造りのカウンターを見ながら「あそこにUBT(旧さくら銀行の三井系端末)が並んどったんやろか?」とか、「支店長室はめっちゃ豪華やったらしいで」など。 万が一、上司や先輩を裏切ることがあったとしても、絶対に裏切ってはならない、「さくらの同期」でした。 金融再編にはそれぞれのドラマがあると思いますが、さくら銀行が住友銀行と合併して三井住友銀行になった時、ちょうど私の妹が住友銀行に勤めていて、その瞬間から同僚になってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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