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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(静岡編)
今回の富士山の世界遺産めぐりでは、ついに富士山の裾野を半周してしまいました。
今回の世界遺産めぐりルート→こちら 富士山を挟んで東口富士浅間神社の正反対にあるのが人穴富士講遺跡で、人穴浅間神社が祀られています。 人穴浅間神社鳥居 浅間神社のある場所には、かつて光侎寺(大日堂)があり、大日堂の入口に建っていた「人穴浄土門の碑」が残っていました。 人穴浄土門の碑 江戸の富士講の開祖であり、人穴を開山した長谷川角行の二百回忌にあたって、天保6年(1835年)に沙門空胎が大日堂を再興したことが書かれています。 人穴浅間神社が富士山の西側にあることと、西方浄土の浄土門は、関連があるのかも知れません。 浅間神社社殿 浅間神社の境内には、富士講に関係する人たちが建てた約230基の碑塔群が残っています。 碑塔群 碑塔建立の目的は、富士講の開祖長谷川角行・講祖・先達の追善供養、富士登拝や大願成就などの偉功の顕彰、祈願奉納などとされています。 碑塔群の背後には「展望台」と書かれた場所があり、この碑塔群が一望できるようになっていました。 展望台から見た碑塔群 石碑を展望台から見るというのも珍しいかも知れません。 浅間神社の境内には「人穴」と呼ばれる溶岩洞があり、富士講の開祖長谷川角行は、白糸の滝やこの洞穴で修行したそうです。 「人穴」の洞口 洞口から最奥部までは約80mで、洞内には祠や溶岩柱などがあるそうです。 文化財保護や安全上の理由から無断で入ることはできませんが、事前に予約すればガイド付きで中に入れるようです。 (今回は事前に予約していないため、中に入ることができませんでした) 大学の探検部時代には、鍾乳洞・溶岩洞ともに数々の洞窟に入ってきましたが、事前に詳細な計画を立てていたため、急な悪天候以外の理由で撤退したことはありません。 今回は事前に調べておかなかった自分が完全に悪いのですが、探検部が洞口を前にして撤退するなんて、まさに「穴があったら入りたい」、そんな気分でした。 ユネスコ世界文化遺産「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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