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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(静岡編)
大河ドラマゆかりの地については、放映後しばらくして訪れるのがいいものだと、つくづく感じました。
昨年の大河ドラマ「おんな城主直虎」ゆかりの地、井伊谷を訪れるのは、今回が3回目です。 最初に井伊谷を訪れたのは放映より随分前の2008年のことで、2回目は放映中の2017年でした。 大河ドラマ放映中の井伊谷はすっかり様変わりして、あちらこちらに大河ドラマの幟や史跡の解説板が立ち並んでいました。 (特に驚いたのが井伊谷城周辺で、登城道や遊歩道が整備されていました。 「おんな城主直虎」でおなじみとなった井伊谷の中でも、ゆかりの地のど真ん中を当てているのが龍潭寺です。 「徳川四天王 井伊直政公出生之地」の碑 山門(静岡県指定文化財) 放映中の前回2017年に訪れた時は、山門まで行列ができていたので、あきらめて引き返した経緯がありました。 山門をくぐって、仁王門に向かう途中にあるのが「松岳院」の跡です。 井伊直虎の母で、財前直見さん演じる祐椿尼、のちの松岳院の庵があった場所です。 小野但馬守政次が井伊谷を専横した時、松岳院に身を寄せる井伊直政の母が、直政の安泰を祈った「子育て地蔵」が残っていました。 子育て地蔵 今となっては大河ドラマ放映中の混雑ぶりが嘘のようで、蝉の鳴き声だけが響き渡る古刹の雰囲気がすっかり戻っていました。 仁王門 東門(旧鐘楼堂) 寛永8年(1631年)の建立で、龍潭寺で現存する最も古い建造物です。 大河ドラマでは、小林薫さん演じる龍潭寺の住職、南溪和尚の印象が強烈でした。 その龍潭寺歴代住職の位牌を祀っているのが開山堂です。 開山堂(静岡県指定文化財) 元禄15年(1702年)の建立で、南渓瑞聞もここに祀られています。 開山堂の内部には、「井伊の赤備え」の甲冑がありました。 武田氏が滅亡した後、徳川家康は旧武田氏の家臣団を召し抱え、井伊直政がその家臣団を率いていました。 赤の具足こそが、旧甲州武田軍のシンボルです。 開山堂の裏手には、大河ドラマにも登場する井伊家代々の墓所がありました。 中央の二基は向かって右が井伊家初代の井伊共保の墓石です。 左側の四基は、奥から井伊直親、井伊直虎、直虎夫人(しの)、そして手前が井伊直政と、大河ドラマではオールスターキャストです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/10/14 02:44:44 PM
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