フライでバスの本の紹介!!【I.B.S.】
フライでバスを始める方の為に、とても良い本が発刊されたので紹介します。『I.B.S. イワイ・バスフライ・サーフェイスシステム』 釣り人社:1600円(税別)【フライの神様】岩井渓一郎先生が、フライでスモールマウスバスを本気で狙う為に開発した、『イワイ・バスフライ・サーフェイスシステム』を紹介する本です。岩井先生は、フライの講習会、キャスティングスクール、タイイングスクールなどで、全国各地を忙しく飛び回っておられ、日本のフライフィッシングの第一人者です。岩井先生というと、渓流のフライのスペシャリストなのでは?と思われる方が多いと思います。私もそうだと思っていて、フライでバスなんてやっていないだろうなぁと思っていました。ところが、フライでバスも結構やっておられ、フライでバスにもかなり詳しいことが分かりました。その【フライの神様】を本気にさせた魚が『スモールマウスバス』でした。皆さん、信じられますか?あの岩井先生を本気にさせた魚が『スモールマウスバス』!?!?この本は、『イワイ・バスフライ・サーフェイスシステム』のメインフライである『イワイスーパーミノー』の誕生の秘話から、そのシステムの解説、フライキャスティングからフライタイイングに至るまで、初めてフライでバス(バスフライ)をやれる方にも非常にやさしく解説されており、フライ初心者でもこの本を勉強すれば、フライでバスをすぐにでも始められる内容となっております。(スモールマウスだけでなく、ラージマウス、シーバス他、フィッシュイーターなら、ほとんど魚種に対応してしまうのが、『イワイスーパーミノー』なのです。)そして、【スモールマウスバスのカリスマ】本山博之プロとの最強のコラボレーションにより、『イワイ・バスフライ・サーフェイスシステム』が進化して行きます。特に、私に役に立ったのは、フライタイイングでした。イワイスーパーミノーのタイイングは、このフライを実際に使っているので、大体はこうなるのかなぁとは思っていましたが、詳しいタイイングが解説されていて、非常に役に立ちました。さらに、桧原湖で欠かせないフライパターンである『イワイ・シケーダ』や『イワイ・カメムシ』など、条件によっては、『イワイ・スーパー・ミノー』以上の釣果を叩き出す爆釣フライも紹介されております。本の最後に、岩井先生は、『魚も釣り仲間』と締めくくられていました。トリプルフックをプライヤーでぐりぐりやられ口の周りが傷ついたバスを見て憂鬱になり、少しでもダメージを減らしてリリースする為に、シングルのバーブレスフックにしていることや、シングルバーブレスフックによりジャンプ一発で50UPのバスをバラしても、口がボロボロなったバスを見るよりはよっぽどマシと言った岩井先生。誰よりも魚(バスも含めて)を愛し、魚を大切にする岩井先生の言葉を聞いて、久しぶりに感動しました。(涙)バスフライに関するいろいろなエピソードも面白く、今までフライでバスをやっている方や、これからバスフライをやりたいと思っている方、バス釣りが好きな方にも大変楽しめる内容となっております。この本を勉強して、最高に面白い『フライでバス』を始めてみませんか??(笑)では。