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† Ano i ne. Proboha! †

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2008年12月16日
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カテゴリ:My研究
 国会内において、憲法を護憲・改憲の意見交換その他を目的として委員会が作られ、戦後間もない頃から、委員会の名称はどうであれ、断続的に調査・研究が続けられています。


 ここでは、その憲法調査会での委員や参考人の発言を、国会(ここでは衆議院)の議事録から抜粋して紹介したいと思います。


 なお、編集を加えていません生の発言ですが、一方で、委員や参考人の口頭での発言ですから、ご本人の意思と異なる趣旨に捉えられてしまった場合なども含むかも知れませんが、議事録からそのまま抜粋していますので、ご容赦ください。


1.石原慎太郎氏(参考人)
「本当に前文というのは醜悪。うたわれている理念はいいんですよ。・・・やはり致命的な日本語の乱れがある」

2.安倍晋三氏(委員)
「この前文は全く白々しい文であると言わざるをえない・・・安全保障という観念がすっぽりと抜け落ちてしまっている」

3.小泉純一郎氏(委員)
「国際協調の中で平和を保っていくんだということを考えるならば・・・嫌がる仕事でも、きつい仕事でも、危険な仕事でも、せざるを得ないような立場もあるんだということを考えることも私は必要ではないかなと思います」

4.青山武憲氏(参考人=日本大学法学部教授)
「・・・さらさらおかしいですね。全くのうそですよ。うそでも何でも憲法に書いていいというんだったら、それはいいですけれども・・・うそがあるというのはよくないんじゃないか」

5.浦部法穂氏(参考人=神戸大学法学部教授=発言当時)
「この憲法前文で述べられていることは、まさに人間の安全保障そのものだと思います。・・・平和とか安全保障の問題が、一人一人の人間にとっての問題としてとらえられるべきものだということを含意しております」


 いろいろなご意見があるものです。ちなみに、最後のお二方は、日本国憲法を専門とされる教授であられます。




 つぎに、各国の憲法前文です。

1.旧チェコスロヴァキア社会主義共和国憲法
「国家の発展と進歩的、民主主義的、社会主義的思想の実現を可能にさせ、・・・社会主義やプロレタリア国際主義の人道主義的思想の精神において・・・彼らの平等な、民主的権利を保障するための状態を作り出すことを決定する」

2.旧ハンガリー人民共和国憲法
「旧体制の主人とその擁護者との激しい闘いの結果、権力についたハンガリーの労働者階級の指導のもとに・・・ソヴィエト同盟をたよりにして・・・わが国は、人民民主主義の道をとおって社会主義へとすすみつつある」

3.タイ王国憲法
「プミポン・アドゥンヤデート陛下は、おそれ多くも、国家立法議会が次のようなことを奏上したと仰せられた。・・・国王の御心に添って、すべての国民が安寧と福祉が得られるように、タイ国民は本タイ国憲法を支持することに全員が賛同し、一心同体となることを切望する」

4.イラン・イスラム共和国憲法
「憐れみ深く、慈悲深い神の御名において」

5.旧ワイマール憲法
「・・・自由と正義とにおいてその国を再建し、・・・国の内外の平和に貢献し・・・」


 これまた、いろいろとありますね。




 今回の学問は、非常にデリケートな分野ですので、すべて公開された議事録や憲法から、引用しました。なお、これらの引用は、基本的に著作権の問題を有しておりません。









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最終更新日  2008年12月16日 23時18分25秒
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