カテゴリ:ヘッドホン
前々回からヘッドフォンアンプを物色していて気になったのが,ヘッドフォンのバランス出力について。通常の標準プラグ用コネクタの他にXLRのキャノンコネクタがついているアンプがあり,対応するヘッドフォンを挿すことでバランス駆動が可能になる。バランス駆動のメリットは ・左右のケーブルを分離しグラウンド線を共有しないことで,基準となるシグナルグラウンドレベルが安定化しクロストーク(セパレーション)性能が向上する。などがあるという。また,私の愛用するSENNHEISER HD580は,ケーブルを交換するだけで簡単にバランス化できる。アンバランス駆動でも十分高音質なHD580がバランス化したらどんな音になるのか,興味が出てきた。以前は海外メーカー製に限られていたバランス出力可能なヘッドフォンアンプも,今では国産も手ごろな値段から出てきているようだ。 2nd StaffのブランドBLOSSOMによるBLO-0169は,4万5千円と国産では最も安価なバランス出力可能ヘッドフォンアンプ。112×150×44mm(W×D×H),525gとコンパクトなサイズながら,ゲイン調節機能もついている。音楽制作現場向けのブランドなので,余計な色をつけない素直な音が期待できる。 C.E.C. HD53Nは218×354×58mm(W×D×H)で3.2kgと大きいが,オーディオ棚にスペースがないわけではないので候補に入る。LINN MAJIK DS-I導入まで永らくDAコンバーターとして活躍してくれたDX71のCECということで,音の傾向がわかり安心感がある。ただ,バランス出力時はゲインが高くHD650でも音が大きすぎたり,実用域にギャングエラーがある,といったレビューが散見されるのが気になるところ。6万弱。 Nmode X-HA1も210×243×60mm(W×D×H),2.6kgとそこそこの大きさがある。他とは毛色が異なる1bitデジアンであるためか,音に関しては賛否両論あるようだ。一度聞いてみたいが・・・。6万5千円。 iHA-32-2013は147×180×43mm(W×D×H),2.3kgとコンパクトなizoのフラッグシップ。ただ,izoは製品のサイクルが早く,評価が定まる前に新製品が出てくる感じなので,14万を出して手を出すのは躊躇してしまう。 BLOSSOM BLO-0169の上位アンプ,BLO-0299も212×158×64mm(W×D×H),1.1kgと省スペースであり,天然ウォールナットのボディも魅力。13万5千。 ただBLO-0299はもう生産終了のようだし,このクラスまで行くのならBLOSSOMのフラッグシップ,BLO-3090のほうが気になる。234×238×70mm(W×D×H)で2.4kgと大きくなるが,ゲイン切り替えのほかにインピーダンス切り替えもあったり,通常のL/RのXLR端子の他に4pin XLR端子もあったりして,色々といじって楽しめそう。16万。 ・・・などと,バランス駆動でない通常のヘッドフォンアンプも含め色々と悩んだが,楽天でBLO-0169が安かったので購入し,とりあえずバランスヘッドフォンとはどのようなものか体験してみることに。 ヘッドホン|デイリー売れ筋人気ランキング USB DAC/DDC ヘッドフォンアンプ HUD-mini 動画レビュー 木村哲 著 理解しながら作るヘッドホン・アンプ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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