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2013年02月25日
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カテゴリ:ヘッドホン
BLOSSOMのヘッドフォンアンプ BLO-0169は解像度が高く,ダイナミックでメリハリの効いた音を出すのだが,ジャンルによってはもう少しソフトで自然な音が聴きたいこともある。そんな時はSTAXのSR-007を真空管ドライバSRM-007tにつなげばほぼ満足できるが,そのような音をダイナミック型ヘッドフォンでも聴きたくなり,真空管のヘッドフォンアンプを物色することに。


New-Tone eDison-01は真空管出力とトランジスタ出力を切り換えることができるのがユニーク。ただしUSB DACやプリアンプとしても使えたりと私には不要な機能が多いのと,ヘッドフォンアンプとしての音質がプリアンプとしての音質よりやや劣るというレビューがあるのが気になる。2万2千円。

6N23P 真空管ヘッドフォンアンプ
真空管アンプはトランジスタアンプより製作しやすいことから,よく趣味で製作されたものがオークションに出品されており,なかにはコストパフォーマンスにすぐれたものもある。たとえばBacchus Antiquesさんの真空管ヘッドフォンアンプは,2万円というお手ごろな値段ながら,メーカー製では考えられない美しい仕上がり。楽天ブログに製作記を書かれているが,シャーシの加工までされているようだ。ただ,入出力ともに3.5mmステレオミニプラグというのが個人的にネック。


Carot One Fabrizioloも真空管1本のシンプルなアンプながらイタリア製らしい洒落たデザインが所有欲をくすぐる。もっとも,私にはプリアンプ機能が余計。ヘッドフォンアンプに絞りその分音質を向上させてほしい。2万7千円。


Cayin HA-1Aは,膨大なヘッドフォンのレビューがあるHe&Biさんのサイトで「真空管の良さが全面に出ている」と評価されているので気になっているヘッドフォンアンプ。定番だったVALVE-X-SEが東京サウンド倒産のため入手困難になりそうな現在,この価格帯でまず候補に挙がるアンプかもしれない。4万6千円。


TRIODE TRX-HD82は,真空管出力とトランジスタ出力を切り換えることができたり,USB DACやプリアンプとしても使えたりと,機能面ではeDison-01と似ているが,こちらは真空管アンプではおなじみのトライオード製ということで音質にも期待できる。質感も高いが,7万6千円という値段がネック。ここまでいくなら,著名なオーディオエンジニアJim Fosgate氏設計のMusical Surroundings Fosgate Signatureあたりも気になる。が,こちらは倍以上の値段。

WA-234 Mono Block Amplifier
究極の真空管ヘッドフォンアンプと思われるのが,Woo Audioの超弩級アンプ,WA-234 MONO。左右チャンネルが独立した筐体となっており,XLRで接続する。バランス出力可能な真空管ヘッドフォンアンプは貴重だが,値段はUS$10,000,日本円で95万円か・・・

とりあえず,Bravo Oceanという1万円程度の中国製の小さな真空管ヘッドフォンアンプを入手し,BLO-0169とどの程度違った音になるか試してみることにした。

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森川忠勇 著 真空管アンプ・スピーカー作りを楽しむ OTLヘッドホンアンプの作り方など





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最終更新日  2013年02月26日 21時42分06秒
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