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カテゴリ:健康
映画 「 スーパーサイズ・ミー 」より 現在、マクドナルドは世界約100カ国で3万店舗がありますが、 肥満大国アメリカでは、マクドナルドなどを相手取って、ハンバーガーを始めとする ファーストフードが肥満の原因を作っているとして、いくつもの訴訟が起きているそうです。 ただし、現在のところ、裁判所は“肥満は本人の責任”として原告の請求を棄却しているそうです。 しかし、アメリカの実に37%の子供が肥満症に悩んでいるという。 現在、アメリカでは、死因のトップは喫煙が原因とされていますが、近い将来”肥満”が 死因のトップになるであろうと危惧する学者もいるようです。 マクドナルドの罪深さは、ファーストフードの普及ということもそうであるが、 マーケティング手法による、子供たちへの”すり込み効果”である。 テンポ内にプレイランドを作ったり、様々な人気キャラクターを用いてのハッピーセットの販売、 繰り返しテレビで流れる楽しげなコマーシャルなどなど、子供たちを取り込む様々な策が 立てられている。 子供たちはこうした”すり込み”により、マクドナルドのキャラクターやその物語について 歴史上の有名人物よりも知識を持つようになる。 子供たちの日常生活の中に、マクドナルドがごく当たり前のように、存在するのである。 マクドナルドを食べてはいけないということではなく、 ファーストフードに対する認識の無さが、食生活に対する認識の誤りを生み、 「食育」という、食べるということに対する大切な教育がないがしろにされている のです。 また、ファーストフードの恐ろしさの中に、その中毒性が取り上げられていました。 ファーストフードのメニューを調べたところ、中毒性のある成分がずらりと含まれているとのこと。 つまり、食べ物の味そのものでなく、食べ物の持つ中毒性によって繰り返し食べたくなる という。 マクドナルドでは、週に一回以上食べに来るお客のことをヘビーユーザーと呼び、 実にすべてのお客の中の72%に当たるとしています。 また、週に3回から4回くるお客をスーパーヘビーユーザーと呼び、22%に相当するそうです。 モーガン監督自身も、食べ始めの数日間は、気持ちが悪い、吐き気がするなど嫌悪感を示していたが、 ある時期から、なんだか知らないけどマクドナルドが食べたくなると言っていました。 ファーストフードの過剰摂取。 これは、マクドナルドの責任か、自己管理の責任かは問うことは難しいが、 ”肥満”というひとつの社会問題にとって、非常に大きな要因の一つであるといえます。 明日に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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